第13話
東京、渋谷の交差点を濃紺のブレザーにグレーのズボンの制服を着た男子学生4人組が話をしながら歩いていた。
涼真達は、京都から修学旅行で、東京に来ていた。今は自由時間である。
「君!」
突然涼真は肩を叩かれて、後ろを振り返った。
「俺ですか?」
「そう、君。君、凄くカッコいい。ウチの雑誌に出てくれないかな」
とにかく交差点を渡らないといけないので、女性は4人の後を付いて行った。
「私、こういう者です」
女性は名刺を涼真に渡した。
"月刊berry berry 山根優子"とある。
「berry berry⁈」
友人の一人が声をあげた。
「超人気ファッション誌やん!」
「ウチのハンサムボーイってページに是非出て欲しいの」
「涼真、すげー!」
「ちなみに俺達は?」
別の友人が山根に言った。
「あ、君達はいいわ」
山根はあっさり言った。
3人の友人が見守る中、涼真は写真を撮ら
れた。
この1枚の写真が涼真の運命を変える事になるとは誰も思っていなかった。
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