第7話

幸は自宅に戻ると、ノートを開いた。

そこには漫才のネタが沢山書かれていた。

幸には夢があった。

漫才師になる事だ。

中学3年の時、ザ、ベスト漫才の準決勝を見て、一目で惹かれてしまった。

漫才師なら容姿は関係ない。

寧ろ武器になる。

高校を卒業したらNSCに入って漫才師になる。

幸はそう決心していた。

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