第9話

クッキーの袋の中には奈緒のメアドが書かれたメモが入っていた。

開はドキドキしながらメールを送った。

"クッキーご馳走さま。

とても美味しかったよ。"


他にないのか……と思っても何も浮かばない。

だからその言葉だけを送信した。

まもなく返信があった。


"話があるの。

明日、朝の8時に学校の屋上で待っています"


話ってなんだろう……

開はその夜はその事が気になってあまり眠れなかった。

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