第5話

将真には夢があった。

漫才師になる事である。

中学1年の時、ザ、ベスト漫才を見て漫才師に憧れた。

将真の家は内科クリニックである。

両親共に医者だから、多分息子にも医者になって欲しいと思っているだろうが、自分の道は自分で決める。

将真はギターを弾くのが好きだ。

ギターを弾いていると、色んなアイデアが浮かんで来る。

そんな時は直ぐにネタ帳に書く。

ネタ帳はもう一杯である。

新しいノートを買わなければならなかった。

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