「凄い！もうネットにアップされてるぞ。翔真と愛奈がペアブレスを買った事も。同じペアブレスが飛ぶように売れてるって」

翔真の部屋で藍崎はタブレットをチェックしていた。

「ふーん」

翔真は興味なさそうに言った。

早速右手首に黒革のブレスがかかっている。

「でも、愛奈ちゃん喜んでいて良かったな」

「なあ、藍。俺はもっと普通の事がしたい。映画に行くとか、手を繋いで街を歩くとか…… 」

「無理だな。確実に人が集まって来る。矢崎翔真も碓氷愛奈もそれだけの超人気スターって事だ」

「あーあ」

翔真は黒革のソファーに持たれた。

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