第4話

公園の周りは、沢山の人達で埋め尽くされている。

若い男女ばかりではなく、主婦もかなりいた。

今はドラマの撮影中である。

主演の大友響と女優の金崎いずみが演技をしていた。

響は身長178cmの超イケメンである。

金崎いずみも人気女優だ。

漸く休憩時間になり、響はマネージャーの真野の方に歩いて行った。

マイボトルを渡されて響はそれを受け取ると飲んだ。

響は休憩時間は、冷たい緑茶を飲むと決めている。

「休み取れた?」

「全日本ジュニア選手権だろう?2時間だけ

な」

「鬼」

響は苦笑いした。

「その頃は映画の撮影に入っているからな」

「分かってるよ。でも仕方がないだろ?叔父さんの娘が出てるんだから見に行かないと」

「響」

真野は真面目な顔をして響を見ている。

「大友響が会場に来ていると分かったら大騒ぎになる。だから見るだけ見たらすぐに帰らないとな」

「……分かっているよ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る