第46話
翌日のアンカーは4年生の友野である。
友野は1位で大手町に走って来ていた。
既に歩希を始め、部員22名が友野の帰りを待っていた。
その中を友野はゴールテープを切った。
そしてそのまま選手達の中に飛び込んで来た。
あっという間に友野は揉みくちゃにされた。
そして諸住監督の胴上げが始まった。
選手達の顔は全員喜びに満ち溢れている。
そしてキャプテンであり3人抜いた歩希も全員に胴上げされた。
1月の青空は澄み切っていた。
歩希はこの景色を一生忘れないと思った。
そしてもう1人の立役者、友野の胴上げが始まった……
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