第5話
箱根駅伝は明和大学陸上部(長距離ブロック)25名全員で参加する事になっている。
走らない者もエントリーされなかった者も正月に帰省する事は出来ない。各中継所に散らばり選手の世話、もしくは途中地点でタイムや残りの距離を教える。給水ポイントでの給水などする事は山ほどあるからだ。
こうして全員が関わる事で一緒に喜びを分かち合い、一緒に悲しみ、より一層絆が深まるのである。
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