第10話
木曜日の放課後、春風高校の正門前には男子生徒達がひしめいていた。正門前には真っ赤なスポーツカーが止まっていて、その前で真輝と22、3歳ぐらいのストレートボブの美女が抱き合っている。
美女は真輝の柔らかな髪をかき揚げながら、真輝を甘く見つめている。
「ねえ……真輝、逢いたかったわ」
美女は真輝の首に手を回したまま、真輝の唇にルージュに濡れた唇を覆うように押し付けて来る。
「嘘だろー。あの美女が相生の女⁉︎」
「1年のくせに羨ましすぎるだろ!」
男子生徒達は堪らずにボヤいている。
そんな周りの状況を全く気に留める様子もなく、真輝は美女と濃密なキスを始めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます