第7話

「ねえ、真輝ぃー。これからバイト?」

1人の女子生徒がペタペタとくっつきながら真輝を見つめている。

甘い眼差しで誘惑的だ。

「ああ」

真輝は素っ気なく返すと女子生徒の肩に乗せている手を外した。

真輝は放課後すぐにバイトをしていた。

相生真輝は入学してすぐに女子生徒達の注目の的になっている。特に2.3年の先輩達からの人気が高い。真輝は中学時代からモテまくっていた。超イケメンの容姿と少し影のある所が女の子を魅きつけて離さない。今も5.6人の女の子達がペタペタと周りにくっついていた。真輝はそれ以上言葉を繋ぐ事もなく、そのまま廊下を歩いて行った。

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