第30話

翌日から早速仕事が始まった。お正月番組で愛奈はピンクの花柄があしらわれた可愛い振袖姿で芸人の漫才を聞いて、笑顔で感想を言った。

愛奈の輝くような笑顔はとても可愛い。芸能界に入って更に洗練されていた。

「とても楽しくて、時間があっという間に過ぎてしまいました」

愛奈が遠い……

つい先日には、俺の腕の中にいたのに。今はもう近づく事も出来ない。

祐希はテレビを見ながらそう考えていた。

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