第3話
恐怖のあまり固まってしまったがその後は何とか平常心を保ち過ごして行った
とにかく一人称を我から私になれるの大変だった
そして新たにわかったことは私は第一皇女で上に四人の兄がいるらしい。そして下に三歳の妹
その第二皇女と我…改め私は女だから力が無い、役に立たないなど言われているらしい
もう滅ぼしちゃおうかなと奇行に走ろうとしたが創造神が可哀想なのと普通にそんな度胸なかったからやめた
しばらく過ごしているうちに乳母は少なくとも信頼は出来ることに気づいた
私が噂でどんなに言われようとも傍にいてくれた
私が少し試すようなことを言っても笑顔でずっと傍にいてくれたのだ
少なくとも私は幸せな部類に入るだろう
けれど私と同じように言われている妹はどうだろう
実はこっそり見つからないよう外に出たのだ
私は妹がどんな奴か見に行った
使用人は複数いたがどうにも嫌な雰囲気があった
人は雰囲気で流されやすく魂も穢れやすい
けれど妹はそんな中意図せずに見なくても目に入ってくるほど輝いていたのだ
雰囲気に飲まれず強く輝く魂
思わず口に出してしまった
『美しい』
あ
「え?」
バレた
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