その遥か、君の未来へ向けて。

NiceWell

第1話

いつか奏でる

そのほのかな旋律

やがて星は

瞬き、

いつかの未来に届く


君の言う

そらが、僕の言う、海で


どこまでも沈んでしまう


それでもそこにある

君という空に、僕もまた波風を立てて

ただどこまでもさすらうのだろう


やがて天地が結ばれ

この世界に君と僕が居れるようになったら


今度は、遥か彼方、遠くまで

その奇跡を残そう


まだ君は、空というなら

それでも僕は海にいる


いつかの日まで

星が空から落ちる日まで

君もそこに乗ってきてほしい


名月の夜に

真月星は、されど鏡面反射して


君を覆うだろう。


それでもその日々に

やはり僕は、いつまでも待ち続けるのだろう


さよなら、いつかの未来まで。

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