触発ルポ! 那須湯本温泉殺生石を見に行って来ました!!
森緒 源
第1話 触発ルポ! 那須湯本温泉殺生石を見に行って来ました!! ①
え〜と、まずこの触発ルポってタイトルなんですがね。私がこのカクヨムで拝読しているこの美のこさんのエッセイ、「おしゃべりな昼下がり」にちょっと触発されてですね。…まぁそれで栃木県の那須へ行って来た訳ですよ。
どういうことかは「おしゃべりな昼下がり」第220話を読んで頂きたいんですが、その昔中国からやって来た悪しき妖魔「九尾の狐」が悪行を働いたのち、下野の国(現在の栃木県)でついに退治される話ですね。
この美のこさんの地元の秋祭りで、この話がお神楽の演目で披露されたというのを読んでね、急に那須に行きたくなったって訳ですよ。
私は栃木県大好き人間なんでね、那須方面には年に何度も訪れたりしてるんですが、那須高原〜湯本温泉エリアにはあんまり行かないですね。
何故かと言うと、そこは観光の中心エリアで週末なんかは車が渋滞するし、レストランや観光施設が混み合うんですよ。
私は渋滞と人混みが嫌いなんでね。
幸い、10月に日〜月曜日連休がもらえたので、その「九尾の狐」イワクの場所へ車を飛ばして行って来ました。
現場は那須塩原市、国道4号(奥州街道)黒磯から左折して那須岳に向かって行きました。
東北道那須インターを過ぎて、道の駅那須友愛の森に車を停め、日曜の夜はそこで車中泊。
月曜日の朝、車をスタートさせて、さらに山に向かう道をずんずん走ると、ことさら登り勾配がキツくなり、那須湯本温泉を通り過ぎたところでようやく到着。
那須岳の中腹、標高およそ865メートルのところです。
そこは、異様な景観でした。
秋晴れの那須高原山腹の木々の緑の中、その一帯だけが硫黄に焼けただれた大小の岩や石が散らばる緑無きエリアになっていて、そんな石のエリア上に右まわりと左まわり、二本の木道が奥の殺生石に向かって伸びていました。
周囲には強い硫黄臭が漂っています。
右まわりの木道を殺生石に向かって歩き始めると、まもなく「殺生石の由来」が書かれた案内板があり、内容を見てみると、中国から飛来した妖魔九尾の狐は、平安時代に絶世の美女に化けて朝廷をたぶらかし、日本国を存亡の危機に陥れたが、陰陽師に正体を見破られて那須野ヶ原に逃れ、最後には泉渓寺源翁和尚により退治され、それでも毒気を放つ殺生石となってこの地に鎮座しているみたいなことが記されています。
そしてさらに木道を進むと、右手に硫黄(湯花)採取場跡があり、昔は幕府にここの湯花が献上されたようなことを記す看板がありました。
そこを過ぎてまもなく、ついに殺生石の前に到着して見たら何とビックリ!
おそらくは直径2メートルくらいあったであろう殺生石は、しめ縄をぶっち切って真っ二つに割れていたのです!
スマホのウィキペディアを見てみたら、2022年3月に突然割れてしまったとのこと!……これは果たして封印が外れた凶兆なのか?…あるいは妖力を失った吉兆なのか?
果たして妖魔九尾の狐は再び絶世の美女に化けて令和の現代によみがえるのかっ⁉️
…なんてことはさすがの私も思わなかったけど、このルポは②へ続く!
触発ルポ! 那須湯本温泉殺生石を見に行って来ました!! 森緒 源 @mojikun
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