美少女のオナニー
鍵が掛かっていたのでインターホンを押して玄関を開けて貰った。
「ただいま!」
「おかえりなさい!」
「え…‥」
「ど、どうしたの?」
焦った様子で微笑みながら首を傾げた。
俺が驚いたのは今の白石さんの色っぽさは異常さだ。儚げな艶めかしさと大人らしさを身に纏い、魔性の魅力の中に、彼女本来の子供のようなあざとさが共存するようになった。
そして白石さんが部屋に入ってきた以上に呼吸が荒くなっていて俺の身体中から、サウナに入ったみたいに玉のような汗が出ていたことにようやく気づいた。
「ご、ごめん。臭いよね、自分の部屋でシャワー浴びてくる」
玄関を出ようとすると白石さんが俺の腕を掴んできた。
「………すごい汗。でも嫌いじゃないよ。一緒にいられる時間限られてるんだから、
少しでも私と一緒にいた方がいいでしょ?」
白石さんと一緒にいられるのはこの一カ月のみで、その後は付き合えたら会えるかもって
ことになるだろうし、付き合えても毎日会うなんて不可能で毎週会えることもないだろう。
「わ、分かったよ」
「うん!」
俺のいなかった間にベッド少し乱れてるような……。それと凄い淫猥なフェロモンが充満していた。
この匂いは初めて嗅ぐ匂いで例える事が出来ないが、俺は嫌いじゃないしもっと嗅ぎたいと思った。
恥ずかしそうな顔をしながら話した。
「こ、これから夕食作るね!」
「うん……ありがとう」
俺はあのベッドに飛び込みたい欲求を抑えつけながらも、夕食が来るのを待っていた。
テレビが点いていたので、ムラムラした気持ちの気晴らしで見ているとボクシングの話になった。
どうやら河野武史という名物トレーナーの話であり、料理している白石さんの耳にも入ったみたいだった。
かなりキャリアが長いらしく、還暦を迎えており引退が囁かれていた。
多くの軽量級世界チャンピオンを輩出したという事で有名で、俺も少しは耳にしたことがあった。
「あ、この人って私のジムにいる人だよ。たまに私もキックボクシングのミット打ちの相手して貰ってるんだ」
「へぇ、どこのジムに行ってるの?」
「都内のスタジオ近くだよ。芸能界にいる人限定というか会員制みたいなところだから、萩原君は入れないかな……」
俺が考えていることはお見通しであったのか、苦笑いしていた。
CMも出てて注目されてるのだから、普通のジムでトレーニングするわけないか。
「そりゃそうか。俺もジムでボクシングしようとしたら門前払いされちゃったよ」
「え……そうなの?萩原君の経歴だったら引く手数多だと思ったのに。SNSの空手の試合動画でも再生回数多いし、凄く強いのは素人の私でも分かるのに」
「俺の試合出回ってるのか、恥ずかしいな……。経歴話す前に電話を切られちゃったよ」
「なるほど……。なら、河野さんに私から話してみるよ。仕事帰りにジムに行くから多分河野さんもいると思うから」
「え、いいの?」
「うん!私だってリングに立ってカッコいい萩原君を見たいからね」
少し頬を染めて俺の上半身を見ながら話していた。
「ありがとう!やっぱり白石さんは俺の天使だよ」
「大げさだよ!」
くすくすと笑いながらも調理に戻った。
そして一時間ほどすれば、食卓には料理が並び始めた。
健康志向の白石さんらしく和食で統一されており、味付けも俺好みであり全てペロリと食べてしまった。
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