第10話 結婚式
――――――数ヶ月後。
「おめでとう。」
「おめでとうございます。」
「綺麗だね。」
「ありがとうございます。」
そんな幸せな言葉が飛び交う。
暫くして挙式が始まった。
―――――――――『誓いますか?』
『はい、誓います。』
『誓いますか?』
『……』
会場がざわつく。
『誓いますか?』
神父が再度聞く。
『……』
さらに会場がざわつく。
『…結月!!』
『なに?』
最前列で答える真っ白な服を着た可愛い奴。
『希咲と場所変えろ!!』
希咲が僕を睨む。当然だ。
『わりぃ。やっぱ俺、ロリコンだわ。』
白ロリの服を着た結月が僕の前に来た。
『お呼び?』
『俺の嫁になれ』
『最初からその予定でしょ?』
結月は背伸びして僕の首に腕を回してキスした。
僕はそんな彼女を抱きあげた。
―――――――――――――――『おはよ。』
目を覚ますと僕は事務所に居て隣に結月が居た。
『…結月、俺の傍にいろ…』
『そのつもりだよ?』
『俺と結婚しろ。結月、お前は俺のものだ…誰にも汚させない…。』
『なんの夢見てたの?あたしはもう稜太の奥さんだよ?』
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