OP-2 モニカとヘイエル
ケルスが
「こっちだな」
「は、はい、
モニカの
「にいたま!」
モニカの
「おお、モニカ!」
ヘイエルの
「お庭で
「
「えらいぞ! もう絵本を
「あい! モニカ、もうひとりでよめまつ!」
「えらい! すごい!
「デへへへ」
「フフフ」
「ゴ、ゴホン」
ハッと、ヘイエル、
「う、うぅん、そうだったな」
クスクスと
いつものことである。
妹にはめっぽう
それがかえって
「モニカ、何かおかしなことはなかったか?」
「モニカ、おかしはもってまてん!」
「そうではなく」
「そうではなく?」
モニカのかわいい
「何か、いつもと
「いつもと?」
「そう、いつもと」
「きょうもおひさまぽかぽかでつ! うさたんとあそびまちた!」
「そうか、そうか。
「ケルスのいすはきもちいぃのでつ!」
「そうだな、ケルスはおまえのお気に
「とりたんと絵本よみまちた」
「えらいぞ」
「くろいとりたんに、これをわたされまちた」
「それだ!」
「にゃ?」
おめめ、
ヘイエルはしかし、その
「
手紙に
まぎれもなく、
ヘイエル
魔界は、魔王は、王国に何を
「モニカ、
「あい?」
ヘイエルがモニカを
「とりたん、これをわたちて、とんでいきまちた! いっしょにあそびたかったのに」
「
「どうちまちたか?」
「モニカは何も心配することはないんだよ」
「モニカもおてつだいしまつ!」
いったい、
「にいたまのおてつだいでつ!」
「それはうれしいのだが……」
「モニカもがんばるのでつ!」
「いや、なにを……」
「みんなががんばるので! モニカもがんばるでつ!」
フン! フン! と、
魔界の
(
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