第15話

今までずっと幼なじみだった怜佑とあたし。


それでいきなり、



〝あたし、実は怜佑のことが好きなのっ!〟



なーんて言ったら……。




『お前、頭おかしなったん?』


『冗談は顔だけにしとけや』




悔しいけど、ありえる……!




──そんなこんなで結局、



〝やっぱり、また今度にしようかな〟



なんて、あたしの決意はしゅーんと、小さく小さく萎んでいったんだ。





「はぁ……」



本日何度目かの溜め息。



なんだかなぁ。


悲しい現実に打ちひしがれながら、あたしは机にだらんと突っ伏した。



するとその時。

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