第2話 秘密

 秘密と言うものは不思議なものだ。それがあるだけで、少しの緊張感と少しの高揚感が味わえる。そんなお得なものはこれ以外あるだろうか。言うなば半額シールのついた刺し身みたいな感じ。秘密の共有とならば、その効果は倍。いやそれ以上かもしれないな。結束感というものまで生まれる。でも、秘密は弱みにもなる。だからスリリングでまたもや高揚感が生まれる。素晴らしい。

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