第67話 攻撃!
そして1時間、遠くを回って砦に着く少佐と部下。
「見えるか?」
「ハイ、小さいですけど、見えますよ」
「私も見えますよ」
斥候に行った2人は目が良くて、少佐達を目で追っている。
「今3階です」
「又敵を倒しました」
今回の条件、敵の司令官を倒して、赤旗を上げるか、諦めて火魔法の犠牲になるかだが?
「ついに5階に行きましたよ!」
「後は旗の色ですね、あれー危ないかも」
「どうした?」
「3階で騒いでます、見つかったのかも」
仕方ないな!
「思い切り、下の方を狙って火魔法を放て、砦の上には気をつけてな!」
ファイヤーにファイヤートルネイド、そこに風魔法を3つぶつけて押し出す!
かなりの高熱が砦を襲うと思ったら、右の方にずれた?
「何かあったんだ?」
「エイミーさんの風魔法が強くて、アーマーさんとオリーブさんの風魔法が負けてます」
ギルもつけたかったが!エイミーのはタイフーンか、たしかに強力だ。
そして右の壁をくり抜き爆発した。
「なら今度はエイミーが右に来い!そしてもう1発打て〜」
今度は左の塀を尽きぬて、左側がどカーン!
よしならばギルを足せば真ん中を。
「報告します屋上に赤と白の旗です」
あれ〜そんな旗の立て方あったっけ?
「誰か見に行ってくれる!」
「なら私が」
アーチが言うとキッドも行ってくる。
「俺も行くよ」
「キッドさんはご主人様を守っていて下さい」
火花散る両者、そこに2人がまた動いてくれるみたいだね。
「さっさと見てくるね」
「これが斥候の仕事だから」
2人が走り出す。
「キッド、キースとギルを連れて行け」
「ハイ行ってきます」
「アーチお前は俺達の守りの要だ、迂闊に動くな!」
「ハイすいませんでした」
「まあアイツら全員逃げてきたら、頑張ってくれ!」
まあ大丈夫だろうけど、
そして1時間誰も帰ってこないし、何事も起こらない?
「進軍する、子供と女性はこのまま此処で待機してくれ」
「いやです行きますよ」
「僕も行くよ」
「私も」
「おいおい此処は安全なんだよ?」
「何かあって、逃げるにしても私達では無理です、ならみなさんと共にあの砦に行きます」
まあ大丈夫だと思うけど、連れて行くか?
「魔法使いは周りで警戒動く物は全て打て、前からは味方が来るかもしれないから、気をつけてな」
そして砦が近づく、少し焦げ臭いけどね!そして見たくない光景、あゝ天界の女性に言われた最後の前世を思い出す、醜い光景だ。
「俺この光景ダメ、砦を目指すよ」
そう言っても目に入るよ、あゝ今日は悪夢を見そうだ!
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