第64話 国境が!
夕飯も食い終わり、一服して風呂に入ろうかと言う時に事件は起こった!
街道の国境方面が明るくなり、何か話す声や怒号がしている。
「逃げろ、どうにかして王都に連絡してくれ」
「それでは閣下は」
「ここままでは逃げられない、伝令を頼む!」
2頭の馬が王都の方に走り出して行く、そして馬車が火矢で攻撃されて周りの兵士が防戦している。
「さっき馬に乗っていた人、暗くてよくわからなかったけど昼間の兵士さんだよね?」
「そうですね、ただこのままここにいますと、我らも巻き添えになりますが?」
うーんボロンクリフ王国に恩は無いけど、ここを出るとまた大変な事になるかも知れないな。
「みんな闘いの準備してくれる!」
「大丈夫です、準備万全です!」
「子供達はどうする?」
「1番奥の家に、女性冒険者が防御を固めました」
「その他の闘えない人達は?」
「同じ家にいます、ここを破られない限り大丈夫かと!」
「なら戦いますか!」
俺達は街道に出る、倒れた馬車の周りには兵士対兵士の抜刀戦、奥から火矢が飛んでくる。
「あっちには魔法師いないのかな?」
「居てもこの状況なら、魔法よりも接近戦でやるでしょう」
「魔法を後ろの火矢を打つ奴らに打って、その後は消火!」
火の魔法が得意なオーランドとクリスティーヌが魔法を放つ。
クリスティーヌのファイヤーに、オーランドのファイヤートルネードで、凄い炎が相手に浴びせられる。
「抜刀して助けてあげて、魔法使いさん消火」
ある程度の戦力は燃えただろう、後は目の前の何十人かだ!
冒険者達も、俺の装備でかなり戦力アップしているので一撃で相手を葬る。
そして倒れているおじさんにウイルナーがハイヒール。
「ううん、戦況は……誰だお前は!」
助けられたらお礼を言おうよおじさん!
「今貴方は馬車から落ちて、彼女が助けたんです、お礼を言ってください」
「君は誰だ?」
この状況で知らない人に助けられたら困惑するよね、なので状況を説明してあげる。
「貴方たちを助けた入った者、それと命のお礼は彼女にね」
「あゝすまなかった、救助感謝する」
うん頭を下げられて偉いよおじさん。
「所で今国境の砦が襲われている、馬は2頭走っていったか?」
「行きましたよ、それよりも相手の人数を教えてください」
「おそらく砦を襲って来たのは5000人ぐらいだ、こちらを追って来たのは500人ぐらいのはず」
「砦に残っている味方は何人です」
「……分からん、劣勢になり、脱出したが……」
そうだよね部下に逃されたら、状況は分からないよね。
「誰か偵察出来る?」
クラリスとクリスタが手をあげる。
「女の子を生かせるのか」
助けられた人に言われてしまった。
「大丈夫ですよご主人様」
「ハイちょっと行ってきます」
闇夜に2人は消えて行く。
「アーチ終わったか?」
静かになったので、聞いてみる。
「ハイ今は周りを警戒しています」
おじさんと話しているうちに、戦闘は終わったみたいだ。
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