第63話 嵐の前ののんびり!

そして子供達の修行が始まる、何と2人とも魔力があってどうにかなるらしい、中には魔力が無い人もいるらしいので俺としては嬉しい誤算だ。


まずは、生活魔法と言う簡単な魔法から覚えていき、少しずつ自分に合う魔法を選んでいくらしいが、ある程度立つと突然新たな魔法が出来るみたいだ、ウィルナやオリバーがそれに当たる様だ。


そして威力のある魔法を覚えると、その魔法を伸ばそうとして最初の魔法は忘れていき、それを集中的に修行して一人前になるらしい。


俺の杖はその修行を飛び越えて、覚えさす魔道具だそうです、これ以上作るのは禁止されてしまった、まだ検証途中なのにね。


暇なので店でお茶を飲んでいる、反対の席にはここの従業員に指名したアーマーとイレーネ、そしてエイミーが座っている、オリーブは冷蔵庫実験中。


「しかし誰も通りませんね?」

「ええ、絶賛休業中でーすね」

「大丈夫ですかね?」

3人で俺をみてくる。


「ええと薪が売れればどうにかなるよ、この人数なら!」

俺は即答。


「そうだ、パンでも焼きません、保存食の!」

「でも小麦が余り有りませんよね、何時も2瓶の支給ですしね」

肉が余っているので、なるべく早く食べて貰っているのでパンを焼く分は少なく出している。


「なぁ、袋って出来たの?」

「はい、いくつか出来上がってきてます、後は中に入れる枯葉を集めたいのですけど、魔法の実験でかなり遠くまでいかないと集まらないです」

「前の森は?」

俺が言うと、3人はビックリしている。


「そちらも行って良いんですか?」

「どうせ不法占拠だ、どこまでも使えば良いだろう」

3人は頷き、男達を呼びにいく。


「ならば葉っぱを集めてきます、浄化と乾燥お願いします」

これで暇な人はいなくなる、さあ俺はのんびり昼寝しようっと!


…………外が騒がしい何かな?


外に出ると、兵士がいるついに不法占拠がバレたか?

壁沿いで外に耳を立てるとアーチが対応しているみたいだ。


「そうか、ここで店な、なら気を付けてくれ、ベリールールから人攫いがたまに来るのでな」

「ええ最大に警戒していますよ、ただここにはいてもよろしいので?」

「かまわん、人がいた方が、安全な街道になる、それと何処かのギルドに登録しておけ、税を払わんと守ってやれんからな」

そして兵士達は国境の方に馬を走らせる。


「おーい行ったか?」

「あゝ起きましたか、今ボロンクリフ王国の兵士が来まして、警戒次いでに誘拐の多発で気をつけろと警告していきました」

「ならここも塀でも建てて守りを固めるか?」

「それをしますと、完全に王国に目をつけられます、もう少し時が経つまで我慢しましょう」

確かに目立ちたくは無いな!




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