第62話 冷蔵庫プロジェクト!

翌日は冷蔵庫を作るために土魔法が出来る人とオリバーを呼ぶ、

残りの人は相変わらず、薪作り。


「皆んな忙しい所を俺の実験に集まって貰ってありがとう」

よく考えるとオリバーとオリーブ、それとクリスティーヌだけだった。


「俺の四角い家はわかるよね、それを土魔法でもう少し大きく作ってもらいたい、

その中には、オリバーが氷を出して、引き詰めて欲しい」

俺の説明にみんなの頭は?マーク。


ならばと、俺はまず標準の四角い家を作りドアの分だけ開けておく。

「この中に、オリバーが氷魔法で氷を壁や天井に貼り付けてくれ」

手で指示して、大体の感じを言う、するとオリバーは器用に氷を置いていく。


「これでよろしいですか?」

俺の予想通りの物が出来る。


「後は扉だな」

俺は圧縮で、土の板を作る、それを閂で止めて入り口を塞ぐ。


「これは何を作ったんですか?」

「冷蔵庫というものだ、肉を保存する物だよ、ただ俺の魔法ではこれ以上大きい物は作れない、そこでオリーブとクリスティーヌに大きい物を作って貰いたい。

ただ強度と耐久制が問題なので実現して確認したいんだ」

俺が言うと3人が膝をつき頭を下げる?


「このご命令命をかけてもやり遂げます!」

オリバーが言うと。

「同じくやり遂げて見せます」

「私も絶対に成功させます、美味しいお肉の為に」

クリスティーヌは肉に命をかけるのね、まぁ良いけど。


「ともかく、少しずつ大きくしていって、強度も大切だし、永久に使うから耐久もかなりの物を要求するから、冬の間に作って夏にも美味しい肉を食べれる様にしよう」

「「「おーう」」」


これで冷蔵庫プロジェクトが発動、上手くすればかき氷やアイスが出来るかも知れない。


3人は四角いハウスを作り中に氷を置いて試している、もし大型の魔物が獲れたりしたら置けるほどの建物が欲しいね。


次は薪の倉庫を俺が少しずつ建てていく、そのうちに土魔法の2人が建ててくれるかも知れない。


そしてそのうちの一つに、風呂を設置する、水魔法と火魔法が使える人がいるなら俺がやらなくてもお湯は沸かせるだろう。


一つと思ったけど、男女で分けて2個作る、余った所は脱衣所でね。

そして完成したので、オーランドとカーリーンを呼んでくる。


「ここに水を張って、火魔法で温めてくれ」

2人は考える。


「私の魔法ですと、家ごと流してしまいます」

「俺もここ一体火の海ですね」

アレー君達って、小さく制御出来ないの?


「杖を使わないとどうなの?」

「それでも無理かと」

「はい私もです、段々大きな魔法を使っていたので、小さな魔法は忘れました」

ハイハイ小さいと忘れちゃうよね!


「ならどうしようかな?」

俺の言葉にオーランドは。

「誰かの子供なら、もしかして出来るかも知れません」

誰の子供だ?


「アーチさんの所のアルとエイミーさんの所のエステルが10歳なので魔法が出来れば解禁です、1度試してみませんか?私達が指導します」

なら親の許可を取って、教えてあげてくれるかな。


そして2人の親に許可を貰いにいく2人、俺の負担を減らすのに頑張ってくれ!

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