第60話 魔法の杖!

そして新たな商品は薪、皆んなで倒れた木を加工する。


ノコも斧も無いけど女神印の剣とナイフはよく切れる、俺の作った物でも大丈夫だ。


「全く、その剣やナイフも凄いけど、ご主人が作るナイフやナタも切れ味抜群だな!」

「あゝ全く刃こぼれしないでメンテナンスフリーだよ」

「これを装備しただけでも、上位の冒険者になれるんじゃ無いか?」

「そうだな、一撃でなんでも倒せるからな」

「あゝでも当てないと、敵は倒れないぞ、空気を切ってもダメだからな!」

「早々そこは戦う腕だよね」

「魔法の杖も、なんか作ってくれないかな」

「威力が上がるやつね!そんなのダンジョンにしか無いはずよ」

「ここってダンジョン無いもんね」

「早々、でも魔物を倒してランクを上げて置かないと、いざ物が手に入っても使えないよ」

「そうだよね、良い物を使うのもランクを上げて置かないと!」

そんな薪を作る冒険者達の会話を聞いて、魔法の杖の存在を知る。


ならこの棒に魔力を注げばどうにかなるのかな?


俺は、黒い棒に魔力を注ぐ、何も変化なし失敗かな。


今度は落ちている、少し格好の良い枝に魔力を注ぐ、何か重さが変わったようだが?

もう一本作って、カーリーンとクリスティーヌの2人の魔法使いを呼ぶ。


「はいなんですかご主人様?」

「夜伽なら夜お願いしますけど、すぐなら何処か森の中で!」

クリスティーヌ、少し黙ろうね、カーリーンが真っ赤だよ!


「まあ違うからね、それよりも2人にこれを預ける、実験してくれ」

まず2人に枝を渡す。


「この細長い枝はなんですか?」

2人は枝を見ている。


「何か魔法を唱えて、攻撃してみてくれ、森に向かってね」

俺が森を指差すと2人は。


「もしかして魔法の杖ですか、少し小さいですけど?」

「ご主人様がくれたものよクリスティーヌちゃん、キット凄い魔法の杖よ」

2人の期待、少し重いんですけどね。


「それならやってみます、ファイヤー」

枝先から、火炎放射器並みの火が出ていく。


「ええ家事よ家事、消さないと、誰か!」

慌てるクリスティーヌ、今度はカーリーンが出てくる。


「ウォーター」

波が木々を倒して火も消してくれる、良かった鎮火したな。


「嘘〜あの火事が一瞬で消えたわよ、凄い水魔法!」

「クリスティーヌちゃんの火魔法も凄かったわよ、ただここでは危険かもね」

「そうね土魔法にしてみる、サンドジャベリン」

土の槍が10本ほど出てくる。


「行けー」

木を倒したり突き抜けて、いつのまにか消える、凄い魔法だ。


「やったーいつもより多いし、威力も上がってる」

「魔力どう?」

「まだまだ打てそうよ、無くなるまで打ちたい気分です」

「私もそうよ」

2人は俺の方をジーとみる。


「分かったよ、ファイヤー以外で、木を倒してくれ、商品だからね!後MP切れる前にやめとけよ!」

2人は大喜びで木を切っていく、


カーリーンはウォーターカッターと言う魔法で木を切っていく。


凄い杖を作ってしまった、錬金術師はレベル1でも重ね掛けは凄いね!











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