第51話 奴隷を買う!

奴隷商から色々と話を聞いて俺は考える、この人たちみんな買えるのではと!


病気や欠損など身体的な人もいるけど、借金で親や親戚に売られた人もいた。

親戚に売られるなんて騙されたのか?


犯罪者は、奴隷商には売られてこないので、犯罪者はいないらしい、安心だね。


そしていました獣人、まあドワーフがいたので少し気になってましたけどね。


全員で30人、買っても金貨10枚で良いそうです。

「ここで売って、新たに何処かで仕入れてきた方が俺には得だよ、インシャインなら下手したら金貨1枚にもならんし、この先の経費を考えたら赤字確定なのでね!

さあ1人でも良いから買ってくれるか?」


俺は考えて、即決!

「なら全員受け取ります、これ金貨10枚です」

「いゃ〜ありがとう、後は主従契約だけど、どうする?」

「契約って?」

「あゝ反抗出来なかったり、逃走防止に、それと主人の秘密も守るぞ!後は他の人に誰の所有かで誘拐が防げる。

本人と元の主人の契約が無いと新たな契約を結べないからな」

色々と便利みたいだ。


「ならお願いしたいけどいくらですか?」

「全員で金貨5枚と言いたいけど、明日の朝飯をお願いしたい、もう一度此処の料理を食べたいのでね」

料理で相殺、ナイスな提案です。


「誰かウサギを捌ける人はいますか、鳥でも良いです」

「あゝうちの従業員も護衛も、アンタに売る奴隷にも出来る奴はいるが、何故だ?」

「俺、肉にできないんです、捌けません」


「もし魔物が来たらどうするんだ、戦えば切ったりするだろう?」

「すぐ殺して穴を掘って燃やします、それでお終いです」

驚く奴隷商、しかし質問してくる。


「ウサギは大丈夫なのか?」

「えぇ殺してすぐにマジックバックにしまいます、鳥もです! 俺のマジックバックは容量が小さいので、あまり大きな獲物を持っていられないんです」

「ハハハ、それは残念、その内に大きいマジックバックを手に入れればもっと儲かるね、その時はまた奴隷を買ってくれよ」

奴隷商のおじさんは、奴隷達を俺の前に連れてきて契約をしてくれる。


そして俺はウサギと鳥を出して、捌いてもらう、明日は朝から肉だね。


その後は、奴隷商のおじさんを先頭に風呂に入って貰い、奴隷達も入れる。

ただこの時に石鹸は使わせない、奴隷商のおじさんから秘密が漏れたら怖いからね、今度は30人を余計に連れて逃げないといけないから!


そして一晩寝て、翌朝は朝から生姜ならぬ香草焼き肉を振る舞う、胡椒もまぶしてね!


そして奴隷商達と別れる、今度またこちらに来る時には洋服とかを持ってきてくれと言ったら、知り合いの商人を送ってくれる事になった!







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