第27話 イノシシ→狼

俺はまだこの村に留まっている、羽布団を作るためだ。


ただ鳥を狩っている狩人達がある物を発見してしまった。


兎がいなくなったら今度はイノシシの被害が出て来たらしい、どうやら芋を狙って村に進出して来たみたいだ!


「全く、兎には葉を食べられて芋はイノシシに狙われる、なんて年なんだ!」

ギルマスは、問題再発で怒りっぽいですね。


「まあまあ退治すれば、肉も皮も取れますしね」

俺は楽観的に言ってしまったが、果たして退治出来るのだろうか?


「今度の報酬は、どうする又布団を作るかイノシシ皮でなはははーあー」

ギルマスは、元気もないみたいですね。


すると突然ドアが開く。

「ギルマス来ましたよ、10頭いますどうしますか」

男の人がイノシシの情報をくれる、どうするギルマス!


すると俺の方に歩み寄り俺の肩を掴むギルマス。

「よろしくお願いします」

そう言って、自分の席に戻るギルマス、丸投げかい!


仕方ないから、とりあえずは畑を見にいく、確かに柵の辺りにイノシシ影がある。

「1.2.3‥…確かに10頭いるその下にはウリ坊が何等かいるな」

投槍機を出して槍は地面に刺して並べる。


「俺が投げたら、一本づつ渡してくれ」

村人3人を後ろに付けて、槍を渡す補助として使う。


「では行くぞ!」

第一投目、真ん中の1番大きな奴に投げる!あたれよ。


槍は大きいイノシシの頭を貫通して、後ろのイノシシも倒して木で止まる。

皆んなビックリしてるけど、休む事なく投げ続け全て退治する。

そしてウリ坊は捕獲して、小屋に!


ギルドに戻ると、ギルマスは報告を聞いていたのかニコニコしている。

「よくやったマサシ殿、これで恐らくはもう何もこの村に来ないだろう」

それはフラッグと言いましてね、言っては行けない事です。


そんな翌日、朝から体を揺すられて起こされる。

「な、なんですかオヤジさん?」

寝ぼけてたけど、オヤジさんだと分かった。


「窓の方に来てくれて!」

おれは、目を擦りながら窓の方にいく。


「見てくれアレだ」

黒い犬を先頭に、5匹の犬?


「違う狼だ、皆んなは今隠れている、お前はどうにか退治出来るか?」

そんな事を聞かれてもやって見なければ分からないよ!


「1匹2匹ならどうにかなるが、真ん中の奴と数は俺には無理だ」

まあ真ん中の奴はやばそうですね、でも何故村の中を歩いているんですかね?

この村の柵ってザルなの?


後で柵は考えるとして、それよりも今は狼退治だ


「まあ此処から狙ったら良いけど、当たるかな」

静かに窓を開けて、下の奴らに対ゴブリン用の剣山を投げつける、

ついでに槍も投げてあげる。

何頭かに当たったけど、先頭の黒には当たらなかった様だ。

上を見て吠えているけど、ただ俺達は見つかっていない様だね。


さて次だな、どう攻略するか!











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