第24話 ウサギ退治完了!
夕方村に戻って雑貨屋に行く。
「はい追加で15匹ね」
俺は途中で討伐したツノ兎を買取りカウンターの机の上に置く。
「もうこんなにかい、明日には終わる勢いだね」
確かに、今日の勢いなら達成出来そうだけど、少なくなれば見つけるのは難しい!
「そこでギルマスに話があるんだ、聞いてくれるかい!」
俺の問いかけにピンと来たギルマスが微笑む。
「あゝ退治方法の変更かい、聞こうじゃないかい」
俺は今日見た事をギルマスに話す。
そして1週間ウサギの穴埋めをして最後は罠で捕まえる事を伝える、ただ最終日には村人の協力を要請した。
「確かにその方法だと、1人では無理だね、それと大きな布はどう用意するんだい?」
俺のテントを更に大きくする、そしてその上を通ったら。
決行するは1週間後、畑にウサギが増えたら退治してくれと言っておく。
昼間手伝ってくれた親子はブーブーだった、早く退治してくれってね!
俺は浮遊移動で、森にある奴らの出口を少しずつ塞いでいく。
全ては埋めないで、適度に逃げ道を用意しておく事に!
いくらウサギだって全部を塞げば、警戒するだろうから。
そして決行日、村はお祭りだ!あのツノ兎を退治出来ると思ってね。
失敗したら‥‥速攻で逃げよう。
まずは俺のテントにロープや蔓で木に巻き上げられる様にする。端は高くして逃げられない様にしておく、逃す出口穴は俺の敷いたテントに上に出るように小さな土管を嵌め込んでおく。
各穴に人を配置して、出入り口を潰してもらい俺は森の入り口から風魔法や火魔法をどんどん打ち込む、時間にして30分最初のツノウサギが出てきたら、結構な集団が出てきた。
テントの上で、逃げようと上がっている部分に体当たりしてくるツノウサギ、でも俺のテントに穴は開かない!
そしてもう出てくる気配がしないので、ひもを引かせて出口を塞ぐ。
暴れてるツノ兎達。
「ギルマス、コイツらどうしますか?」
「皮と肉とツノしか無いけど貴重な村の財産だからね」
事前にギルマスには言っておいた、最後の退治方法を、ただ資源としてのツノ兎を抹消したくは無い様だ。
「ならロープを木に縛ったら皆さん攻撃できる物を持って待っていてください」
俺は木に登り、中を見るとツノ兎に睨まれた。
「さようならツノ兎」
俺はコップ一杯の水を上から連続で注ぎ込む、1時間後溺死したツノ兎が大量に出来る。
そして川に近い方のロープを切ると一斉に流れ出すので、村人が慌てて掴み取り、そして無事にツノ兎退治が終わる。
結構いて、全部で合計134匹だった。
流石にその夜は、村はお祭りだった。
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