第16話 俺の物の値段!

朝です、これから又何かを何処かに売りに行きたいと思ってます!


昨夜瓶に詰めたのは、胡椒10個(白と黒半々)そしてハチミツ3個、酒10個(日本酒を調味料扱いフフフ女神を騙したぜ)後は俺用に醤油を1瓶、追加でマヨネーズやケチャップ、ソースも欲しかったけど交渉はしなかった、怒らして全てが無くなるよりは良いとあの時は判断した。


最後に石鹸を出す、これは箱から一個ずつ出さないとダメなので結構時間がかかった。


それと液体系の物も、スプーンから綺麗に降りないので少し手間がかかった。


それとこの世界の酒はエールとワイン、日本酒はアルコール度が高いから少し酔いが良さそうなので売れるかもしれない、ただ味に癖がありそうだけどね。


下に降りて、又今日の部屋を確保、店主は文句一つ言わずに金を受け取ってくれる。

そして朝食を食べて、ひとまず冒険者ギルドに向かう。


朝の争奪戦が始まっていて、俺はギルド併設の食堂でその騒動を椅子に座って見ている、するとまたギルマスが現れる。


「よう昨日以来だなおはよう」

「ハイおはようございます」

そこで少しの沈黙、話始めたのはギルマス。


「昨日の物もウチでも買い取りたかったよ、追加をコッチにもくれれば色々と料理に混ぜて結果を教えてあげたのに残念だ」

そんな事を言ってもアンタは、何回か外に出ようとして居ただろうとは言えない。


「そうだ、聞きますけど胡椒って何処かで売っています?」

「何だ今度は胡椒でも売るつもりか?ただアレは塩や砂糖よりも高いから、あの瓶で売るのはよした方が良いな、通常でも金貨10枚あの効果があるなら100枚は行くから何処とも取引出来ないぞ」

やはり胡椒は貴重品なんだ、それと魔力が籠って入れば10倍なのね。


それならハチミツはどうだろう?


「ギルマスさん、ハチミツはどうですか?」

「アレも美味いけど、季節が今じゃ無いからな、取る奴らも動きながら巣を見つけている。それと蜂は少し凶暴だから取るなら朝方かな」

イエイエそんな危険を犯さなくても良いんですよ! 俺がどうにかしますけど。


「因みにお値段は?」

「あの瓶なら金貨30枚だな、ただあの効果なら300枚は行くだろう」

やはり季節の限定品なんですね。  


「最後ですけど、ワインて何処で売ってます?」

「酒は樽なら商業ギルドで仲介してくれる、コップ一杯なら何処の店でも食事と一緒に飲めるけど、みんな安いエールに行くからそんなに置いて有るところは無いな」

やはり安酒のエールか、俺の日本酒はどうだろうか?


「値段は?」

「コップ1杯エールは銅貨5枚、ワインは銀貨2枚だな、ただ安いのは水で薄めて有るから中々酔わないからな、此処のギルドのは薄めてないから酔うぞ!」


何処にでも悪い奴はいるもんだね、気をつけようっと!





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