第4話

「初めまして。岩崎美織です。この度はバイトのお話しありがとうございました。」



「いえいえ、こちらこそだよ。こんな可愛い子がバイトしてくれるなんて大歓迎だよ。こんな男だけだと楽しみもないしね。」



いや、この美形だけでやっても女性客は稼げるよ。



「ちょっと、愁。何回も言ってるけど、美織は俺の彼女なの。手出したら許さないからね。」



千春ったら、そんなに何回も言ってるんだ。



「わかってるよ。それにしても、本人目の前にしたら千春すごく美織ちゃんにぞっこんなんだね。」



その言葉にあたしは思わず顔が赤くなった。



ゾッコンって。



「美織顔が赤くなってる。美織かわいい!」



あたしの反応を見た千春が嬉しそうにあたしを後ろから抱きしめてきた。

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