第2話

カランカラン。



扉についてる鐘の音色がまた雰囲気をよくしてる。



「お邪魔しまーす。」



「みおりー!!!!」



ガバッ!!!!



お店に入った瞬間、千春があたしに思いっきり抱きついてきた。



「ちょ、ちはるっ!!」



「もぉー、待ちくたれたよー!!はぁー、美織しばらく離さないからね。」



え、今すごいこと言ったよね。



このままじゃ、あたし動けないんだけど。



「あっ。」



すると、あたしから千春が離れた。



「昌磨。」



「ったく、ずっと抱きついてたら美織が困るだろうが。美織大丈夫か?」



どうやら、昌磨が千春をあたしから引き剥がしてくれたみたい。



助かったよ。



「大丈夫だよ。ありがとう。」

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