2人の夏

第1話

「はい、とーちゃく。」



「おぉ!!」



実と倉庫を後にして、バイクで走ること約30分。



周りは閑静な住宅街でたありながら、あたしの目の前には一際レトロでオシャレなお店があった。



「ここが、カシェットかぁ!!」



この夏アルバイトをさせてもらうお店。



思ってたより雰囲気好き!



「はい、荷物。」



ヘルメットを渡す代わりにカバンを受け取った。



「ありがとう。」



「今日は店定休日らしいから、俺らだけだよ。」



嬉しい!!

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