第11話 自作語りについての、ひとりごと
こんにちは。桜野うさです。
ネットの片隅で小説をアップしたり、公募に出したりして日々を過ごしています。
自分語りを色々しましたが、2万字くらい書いたところで「同じようなことしか言ってないな」と思ったので、今回で連続更新は終了します!
今回の話は……というか、これまでの話も全てそうですが、私には他のひとの意見を否定するつもりはありません。
「こんな考えの奴もいるんだなー」ということを、ただ提示したかっただけです。
なのでもし私のエッセイを読んで否定された気持ちになった方がいたら「ひとはひととして、私はこうだ」という、鳥が空を飛び魚が海を泳ぐ現象のようなものだと思っていただければ幸いです。
で、自作語りについてです。
ところで私は他のひとの制作秘話を読むのが好きです。
この作品って作者のこんな気持ちが込められていたんだなぁ!
それを知ると作品に深みが出るなぁ!
この時のキャラクター●●の気持ちってこうだったんだぁ!
それを知るとこの辺りの描写がじわじわ効いて来るなぁ。
などと、かなり楽しく読みます。
カクヨムでもコメントをした時に返信でそれが知れるの、心から面白と思っています。
作品自体にも興味ありますが、この時のキャラクターは何を考えていたのか、書き手はどういう思いを込めたのか、作者の気持ちはなんなのか(国語のテストの問い③)……興味あります。
でも、書き手としてはそれをあんまり言いたくないな……と、思います。
なるべく自由に読んで欲しいからです。
例えば私が恋愛ものを書くとします。
読んだ方から「面白いシュールギャグでした!」と、コメントが来るとします。
全然、OKです。
書きたかったように伝えられなかった……という部分を反省することもありますが。
例えば10人に読んで貰って、8人からは「恋愛ものだったな」と思われ、1人が「シュールギャグ」だと思い、1人が「ああ、これは恋愛ものの皮を被った社会派推理小説だ」と思われたのなら別にいいやと感じます。
こんなこと言っておいて、その内気が変わって、1万字くらいの小説について3万字くらいかけて語るかもしれませんけど。
貴重な時間を使って私の小説を読み、コメントまで下さっている方に対して、自分の返信が素っ気ない気がしたのでここに理由を書いておこうと思いました。
ところで私には理想の小説の書き方があります。
「あえて書かない」
という奴です。
小説を「どこまで書けばいいのか」は、永遠の課題かもしれません。
かつて私はそんなことを一切合切気にしませんでした。
小説の学校に通って色んなひとに意見を貰う中で「私の小説って描写不足だったんだ!」と、気づきました。
直接そう言われたわけではないんですけどね。
だからあっているか、自信はないですが。
とにもかくにも、このタイミングで私は描写をなるべく細かくするように努めました。
その結果テンポがあまりにも悪くなり、「……これ、全然面白くならないんだけど」と、知り合いから大好評な小説を書く羽目になりました。
今は反省し、不要と感じる文章は推敲時にバサバサに切っています。
ちなみに先日2週間だけ公開していたラブコメは、本編78枚だったのを50枚にして賞に送りました。
これもあくまで自分で読んで思ったのことなので、第三者から見てどうかは何とも言えません。
第三者の目になるには半年くらい必要です。
描写不足だと上手く伝わりません。
書き過ぎてもテンポが悪くなります。
それにあえて書かない方が読み手が好きに想像できていいんじゃないかと思います。←今はこれを挑戦中。
どこまで書けばいいのか、何を書けばいいのか、よくわかんないなりにちょっとずつやって行こうと思います。
では、そんなところで!
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