第9話 消えゆく創作者についての、ひとりごと
こんにちは。桜野うさです。
ネットの片隅で小説をアップしたり、公募に出したりして日々を過ごしています。
ここでは自分語りをしようとしました。
が、今回はわりと他人語りになります。
※不快になる方は回避して下さい。
令和元年に生まれてこの方、私はほぼずっと創作にいっちょかみしてました。
年単位で何も創作しない時期もありましたけど。
そんな時も創作については考えていましたし、読む方はしていました。
創作仲間は小学生の頃からいました。
なのであれをよく見ました。
「創作者が死ぬところ」
物理的にではありません。
ひとはある日突然、創作、しなくなっちゃうんです。
厳密に言うと見たのはリアルタイムで「死ぬところ」ではなく、死にかけ或いは屍です。
創作者すぐ死ぬ。
カクヨムでも近況ノートか何かで「読まれないので(反応ないので)作品消しました」のような文章を読んだことがありました。
それすら残っていない方もいるでしょう。
pixivで活動したのは長かったので、もっとよく見ました。
pixivにはブックマークという機能があります。
「いいね」と思った作品をマイページに溜めておけるのです。
カクヨムでいうところの作品フォローですね。
私はブックマークを定期的に巡回していました。
「この作品は削除されました」のような文言を、毎回、少なくとも一作以上見ました。
とりわけ二次創作においては、ジャンル移動したら前ジャンルの創作物を全て消すという方もいます。
ただ死ぬって言うより「転生」に近いですね。
創作をやめたのではなく、古い作品を晒すのが恥ずかしくなっただけかもしれません。
そんなこんなで消えた作品跡を見る私の感情は「寂しい」です。
「いいね」と思ったからブックマークしました。
好きでした。
でも今は、どんな作品だったか思い出すこともできないのです。
自分がこうなので、私は基本的にアップした作品は消しません。
かなり昔に書いてもう読み返したくない作品も、エタった作品も、無反応がつらすぎた作品だって晒し続けています。
でも、恥ずかしくなったらたまーに消しますけどね。
このエッセイもそうです。
ネットの場合は「消えた」と思っても転生しているかもしれません。
リアルだと本気で辞めてしまった姿を見ることになります。
ところで、創作者にはざっくりわけて二種類いると思います。
①創作エンジョイ勢
②褒められエンジョイ勢
この中でも②の死は比較的食い止めやすいです。
「読まれないので(反応ないので)作品消しました」のような方々ですね。
読めば、反応すれば、コメントすればきっと生き続けてくれます。
もしも推している作家さんが②なら、なるべく水を与えてあげて欲しいな……と、思います。
話が変わりますが……
自分が二次創作の読み専だった頃、私はほとんど感想を書きませんでした。
私なんかがおこがましい……とか思っていました。
この頃は個人HPが主流でした。
私もオリジナルのイラストサイトを運営していましたよ。
HTMLとか勉強して。
個人HPにはBBSとかありましたね。
えっ?! BBSが何かご存じない?!
あれですよ、「僕が先に好きだったのに(BSS)」
じゃなくて、作品の感想とかが書ける電子掲示板です。
個人HPにはほぼ絶対にあった奴!
調べたらBBSも死語じゃないですか……。
orz
WEB拍手なんかにはコメント残してましたが、BBSはほぼ使いませんでした。
それは感想を書くのが恥ずかしかったからで、作者様の作品自体は更新を超楽しみにしていました。
その頃は「よろず」サイトもわりとありました。
pixiv時代も「よろず」でやっている方、結構いらっしゃいますよね。
えっ……?
よろずって死語なんですか?!
orz
「よろず」というのは、複数のジャンルを取り扱っているという意味です。
こういうサイトから新しいジャンルを知れたので私は好きでした。
私はそのジャンルのファンでもあったのですが、その作者様の作品が好きでした。
だから知らないジャンルのも読みましたし、そのひとの二次創作から原作に入りました。
端的に言うと、私はそれほどそのひとの作品が好きだったんです。
でも感想を言いませんでした。
恥ずかしかったからっ///
ごちゃつきましたが言いたい事は二つです。
1,(自分の経験から考えると)読み専は特に反応をあまりしないと思います。
しかし、好きな創作者さんに反応すると相手のライフが回復するのでおすすめです。
2,(反応がなくて)今にも死にそうな創作者の方々へ 反応あまりなくても濃いファンはいるぞ!
おわり
二種類の創作者の内「①創作エンジョイ勢」は、死を止めるのが難しいと思います。
この方々が死ぬのは、恐らく創作より面白い(夢中になれる)ものを見つけた時です。
少なくとも私の周りの人々はそうでした。
・ゲーム実況動画にハマって創作頻度がガタ落ちした絵の上手い友達。(一応、死んでない)
・素敵な異性と出会って書くのをやめたらしき作家。
・進学や就職、結婚、出産を機にやめた人々。(複数)
などなど。
この方々の中には、唐突に舞い戻ってくるひともいます。
だけど「①創作エンジョイ勢」は他人の力で復活させることは難しいです。
……残念ながら。
ちなみに、私は多分死なないと思います。
プライベートがあれしたら20年に1回しか作品を発表しなくなるかもしれませんけど。
特に反応はないけど推定で五億人くらいいるはずのファンの方々はご安心下さい。
では、そんなところで!
追伸 ↓リアルで亡くなられた方などの作品の感想を置いています。
◆作品紹介
【エッセイ】小説や漫画などなにかしらを読んで思ったこと記録【感想文】
https://kakuyomu.jp/works/16818093085992450320
ジャンル:読書感想文
【あらすじ?】
読んだ小説や漫画の感想をX(旧Twitter)に書いたので、そこからの転載+αです。
内容はないよーなゆるふわ系感想文です。
好きなものを読んで好きに感想を書くのでジャンルはバラバラになる予定です。
ふざけたことも書いていますが、暖かな目で読んで下さいね。
※不定期更新。
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