第2話 小説を書くことについての、ひとりごと
こんにちは。桜野うさです。
ネットの片隅で小説をアップしたり、公募に出したりして日々を過ごしています。
前回、創作との出会いについて語りました。
今でこそ小説を書いていますが、創作は漫画から入りました。
小説(みたいなの)を書き始めたのは中学生になってからで、初めて完結作を書けたのは大学生になってからでした。
大学生になった私は、文芸部などに入りました。
などと書いたのはサークルをいくつも掛け持ちしていたからです。
生き急いでいた時期がありました。
文芸部に入ることで人生が大きく変わりました。
初めて創作物を「完結」させることができたのです!
(子どもの頃に書いていた四コマ漫画は一応完結作でしたが……。)
文芸部には1~2ヶ月に1回部誌を発行するという活動があり、私はこの部誌に皆勤しました。
所属していた間、文化祭特別号においても、すべて完結作を提出したのです!
ちなみに私が所属している間に皆勤できた部員は他にいなかったはず。
初めてファンができたのはこの頃でした。
毎回毎回しつこく載せていたおかげで、私の作品を楽しみだという人が現れたのです。
顔見知りのひともいましたが、全然知らない人が「●●(当時の私のペンネーム)さんの作品、好きなんだよねー」と話すのを聞いたこともあります。
本当に嬉しかったです。
なんなら調子にさえ乗っていました。
当時書いていた小説は、今読み返すと相当酷い出来なので「うわーやみちくりー」と思いますが……。
もちろん嬉しいですよ!
ただあれで調子に乗っていた自分がとっても恥ずかしいです。
一部は改稿してカクヨムにもアップしています。
「ある勇者は、魔王を捕まえました」とかですね。タイトルは当時と違いますが。
新人賞というものがあると知ったのはこの頃です。
文芸部の先輩から「出してみれば?」と言われましたが、長編が書けないのでやめました。
でも一作だけ短編を応募した気がします。
出したっきりで結果を見たのかさえ覚えていません。
大学生にもなると、プロ作家も学校にいました。
かの有名な電●大賞を受賞し、書籍化からアニメ化まで経験したそうです。
当時は純粋に凄いと思いましたが、作品のタイトルもペンネームも教えて貰えなかったので本当かどうかは怪しいものです。
そのひととは別で、同じ大学のひとが現役ラノベ作家(専業)になっていました。
こちらはちゃんと作品を教えて貰ったのでガチです。
専業になるのは狭き門なので、本気で凄いと思います。
私は小説を書き始めてから完結作を出すまで長かったですし、長編を完結させるまでにはさらにさらに時間がかかりました。
新人賞に応募するのを決めるのだってもっともっと時間を要しました。
思えば足踏みしているばかりでした。
私よりとっても若かったり、後に始めた人がずっとずっと先に行っています。
そんな姿を眺めながら「自分って駄目な奴だなぁ」と落ち込んだこともありました。
ただ、無理してメンタルをやってしまった今ならこう考えます。
「これが私のペースなんだろうなぁ」
才能がある人、気力体力がある人、物事をコツコツ継続できる人、要領のいい人はたくさんいます。
他のひとから言わせれば私は言い訳ばかり、足踏みばかり、要領が悪い駄目な奴かもしれません。
メンタルをやったとわかった後、それでも「頑張ればなんとかなる」と思いました。
当然のように悪化しました。
思考回路が完全にフリーズするという体験を、生まれて初めてしました。
もう何も考えられないのに、怖くて怖くて何とかしなくちゃと焦燥感だけが募りました。
薬の影響もあって毎日16~18時間眠り続け、起きている時はご飯を食べるか小説の推敲作業をするしかできないという体験もしました。
少し回復した頃には新作小説も書いていました。
そんな生活を送り続け、後はヤクルト1000を飲んだりしていたらメンタルは回復しました。
担当医と相談し、薬も飲まなくてよくなりました。
総括:ヤクルト1000はいいぞ!
私と同じように何かしらの原因で「自分って駄目な奴だなぁ」と思っている人がいれば、「配られたカードでそれなりにやってこ。メンタルやられない程度にね!」って言いたいですね。
メンタルを病んだことについて、冷静になった今なら「努力の方向性が悪かったから結果も出なかったし、ただ気力体力が吸い取られて終わったよなー」と思いますが、その時は暗くて狭い一本道を、もう体力なんて欠片も残っていないのに走らないといけないみたいな心境でしたね。
これ以上は創作も小説も関係なくなっちゃうので終わります~。
では、そんなところで!
◆作品紹介
【短編】ある勇者は、魔王を捕まえました【ファンタジー/ダーク】
https://kakuyomu.jp/works/16818093077292842673
ジャンル:ファンタジー
【あらすじ】
勇者が魔王を倒した。
その噂は即座に国に広まった。勇者を称えるパーティーが開かれた。
だけど、魔王は倒されてなどいなかった。
「こいつは簡単に倒していい奴ではない」
そう考えた勇者により囚われていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます