第4話 シロの剣

 「これは…」

剣に手を伸ばすと剣は光に包まれ、真っ白い鞘に収まった。


「凄いよシロ!シロにふさわしい真っ白で綺麗な剣だ!」

クロはキラキラした目で剣を見つめる。

「見た目からしてよく切れそうだな…」


私は戦闘経験なんてないし危険な目に遭わなかったら良いんだけど…


「さぁモンスターを倒しに行こう♪」

クロはノリノリだけどモンスターは遠慮したいな…


「クロの日記と私の日記を手ががりに一つ一つ部屋を回っていこうか」

「うんうん遠足みたいで楽しいね!」


クロは自室にあったショルダーに本二冊を入れて入れて準備万端だ


「じゃあしゅっぱーつ〜」

クロは私の手を引いてドアが並ぶ廊下に駆け足で行った。


「クロ、今回は始めていく所だから急に走り出したらだめだからね?」

クロは先に釘をさして置かないとすぐに勝手な行動をし始めるタイプだから今のうちに行っておかないと大変なことになる。


「はーい」

クロは元気にてを上げた


「まずは1つ目の扉だね」

クロト雑談をしているうちに1つ目の扉の前に到着した。


「この本によるとこの部屋は神の廊下と呼ばれてるんだって」

本には詳しい事が全く書かれていないので肝心の神の扉とは何かについての記載は特にない


「開けるよ」

クロはドアノブに手を変えてワクワクしている


クロが慎重にドアをあけると

「これは…」

そこは神の階段の名に相応しいいかにも長そうな階段だった


「シロ、コレ登るの?」

10秒前まではドアノブを掴みながらニコニコしていたクロの表情がくもっていく


「登るしかないよね…」

いい運動になりそうだな…

私がゲッソリとした表情でゆっくりと階段を登り始めるとクロも嫌そうにゆっくりと歩き出した





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