第15話 紡がれし未来
『本当にごめん、謝って済む・』
ミレアは俺に思いっきり抱き付いた
そしてそのミレアを感じていたshi-baも確信をした
『彼はミレアの一生涯のパートナー決定だね』
再びミレアとshi-baの周りは沢山の人達の笑顔に包まれた
『ありがとうミレアちゃん』
『ありがとう』
『二人ともありがとう』
『何だ!このB級ドラマのような結末は!』
ダレスは自身の操り人間からの目でその一部を見ていた
ミレアの復活を快く思わない者も居た
しかし街は盛り上がりムード満点ミレアとshi-baの再会を祝してパーティーを催して盛大に祝い騒いだ
とあるビルの屋上
『私もうダメかと思った』
お互いグラスを片手に夜景を見ながら
『え!?ミレアちゃんダメって』
『この世界に飛ばされて来たけどもう私は必要ないかもって』
『ごめん』
俺はミレアに深々と頭を下げた
その行動に気付いたミレアは
『あ、いいの、もう、気にしないで、ほら今はもう全然大丈』
今度は俺がミレアを強く抱きしめた
突然の事でちょっとびっくりしたかんじだったが、直ぐ安らぐような感じで
『うん、もう離さないでね』
俺の耳元で静かに囁いた
そんなムードが最高潮なシーンで
『ねぇ、さっきから二人して、ヒック、僕も仲間に入れてよヒック』
『え?あれ?shi-baお酒飲んでるの?』
『え!飲ませて大丈夫なの?』
『う~んどうだろう?あんまり飲んでる所は知らないんだけど』
『僕はねぇ、ヒック、嬉しいんだよ、早くミレアの子供の顔が見たいなって、ヒック』
『ん!?ミレアちゃんの子供の顔?』
二人は一気に顔を赤くしてその場で俯いたまま黙り込んでしまった
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