集え仲間3
「……そろそろ、3人目の仲間の所に行きます」
「そう、どこに行くのかしら」
「お師匠!私は強くなれる場所がいいです!」
「うん、闘技場に行こうかなと。」
「あら、初めてのまともな場所ね」
「やったぁ!私頑張ります」
▶勇者一行は闘技場へ向かった
「よーし、目指すは優勝だー」
「お師匠と戦えますかね?」
「どうでしょう」
「私は観戦してるわ」
「……観戦してる間スリとかしないよね?」
「しないわ」
「その言葉信じるからね」
「もちろんよ」
「さぁ始まりました!地上1闘技場の勝ち抜きトーナメントォー!優勝したものにはなんと、なんと、なんと!金と奴隷が与えられます!」
そう司会が言うと天井にぶら下がる檻が下がり、そこから白髪の勇者と同年代であろう美少女が現れた。
「こりゃ、いいねぇ」
「そそるぜ」
「へっへっへ」
それを見た出場者abcがそれぞれ檻の中にいる奴隷の姿を見て感想を述べる。
「……お師匠、決勝戦で会いましょうね!」
「うん、会えたらいいね!」
そうして闘技場での戦いがついに始まる!
「……ついに決勝戦か、ここまで長かった」
いくつもの激戦の末に決勝戦へと歩を進めた勇者、果たして相手は誰なのか。
「俺はシールドだ!少年、お互いに良い戦いをしよう」
「よろしく!でも負けないからね!」
ついに、屈強な肉体を持つ男と勇者の戦いが始まる !その時だった―――
(ドォーン!!)
「魔王四天王、物理のサン参上!」
「なっ、どうしてここに四天王が!」
「……ここは一旦共闘しようシールド」
「そうだな少年!」
「鍛え抜かれたその肉体……正に至高の領域だ!お前も魔族にならないか?」
「愚問!」
▶シールドのシールドラッシュ
サンは負傷した
▶勇者のパンチ
サンは消滅した
「やったぁ!勝ったぞ!……これも、シールドのおかげだよ」
「ふっ、何をいう少年。俺こそ君がいなければ命を落としていたかもしれないほどの強敵だった」
「じゃあ、改めて……戦おうか」
「おう!」
―――そうしてシールドとの激闘の末に勝利をもぎ取った勇者。
「いい勝負だったよシールド」
「あぁ、またいつか共に戦おう!」
「長く、途中でアクシデントもあった試合もこれで全てが終わりました!そして優勝者にはこれが与えられるぅ!」
(ガラガラガラ)
檻の扉が開く。だが少女は怯えた様子でこちらの様子を伺っている。
「大丈夫、一緒に行こう」
そんな少年に勇者は一言だけ声をかけ手を差し伸べ―――少女もたどたどしい手つきではあるがその手を取った。
「仲間も増えた事だし……今日は好きな物食べよう!」
「やったぁ!お師匠大好きです!」
「勇者様、オススメのお店はあるかしら?」
「もち!人が盛んな所はその分色々な食べ物があるからね」
少女は談笑する勇者を見つめている。
「大丈夫、ちゃんと一緒に行くよ。だって仲間なんだから」
勇者は優しく少女に声を掛ける。
▶勇者一行はご馳走を食べた
皆幸せそうだ
そうして仲間を揃えた勇者の旅はまだまだ続く―――
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます