クラスメイト全員、戦隊ヒーローでした。

1000字内完結

「…っと。今日も任務完了！」

私は中学1年生の月居亜純。桜蓮中学校に入学して1週間経った今日は朝から通学路に敵がいた。まぁ邪魔だから倒しておいたけど。

え？なんでこんな平然としているかって？それは…

「いたぞ！！あいつを倒s…「うっせ今説明しとんじゃ黙っとれ！！」

あ、何もしないで消えてった。まいっか！で平然としている理由は、私が戦隊ヒーローだから。どっちかっていうとプ〇キュアみたいな格好だけどね。

「あーーーーずーーーーーー！！」

「蓮澄！そんな走らなくても…ｸﾞｴｯ」

今突進してきたのが幼なじみの蓮澄。名前が似てて仲良くなって的な感じかな。可愛いけどれっきとした男ね。

「あずおはよ！」

「はいはいおはよう朝からうるさいね」

「はー！？失礼な！！置いて行くのが悪いじゃ…「あずちゃーーーーん！」

「陽菜！」

この子も幼なじみの陽菜。可愛い子なんだけど蓮澄と同じタイプで朝からうるさん"っん元気。

「てか2人とも遅い！！早く行くよ！」

「「待ってよー！」」

…学校着いたけど2人ともおっそ！！まいや。

「あま先おはよござまーー」

「はーいおはようございまーす」

この人は天霧先生。通称あま先。1年6組私たちの担任。

「あーずみっ！おは！」

「千朔おはよ！」

千朔は私の前の席で初日に仲良くなったクラスメイト。ポニーテールがとにかく似合う。

席に着いて話してるとチャイムギリギリで息切れの2人が入ってきた。

「あ！やっと来たー！早く座りな…」

ﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫｫﾝｯ！！

「！？」

校庭に何か落ちてきた…って、敵！？どうしよ…ここで変身しないとすぐ倒せないっ、けど皆にバレちゃう…えぇい！！もぉうしょうがない！！

「「「「「変身っ！！」」」」」

ん？なんか複数人聞こえたような気が

「…ゑ？？？？？」

ちょっと待ってどういう状態なのこれはなんかがなんかであーーーもうわからん！！

整理させてくれ私の脳内くんよ。蓮澄や陽菜、千朔もクラスメイト全員戦隊モノっぽい道具みたいなの持って変なポーズしている。

よし整理できた。…いやいやいやよしじゃないって。全員「お前は危ないから下がってろ！！」の言い合いしてるんだけど。

これは…もしかして、もしかしなくとも、。

「…。」

クラスメイト全員、戦隊ヒーローでした。