p51

好きな女の子のタイプを話し合ってるっぽい。


「スタイルが良くてさ。小柄がよくね?」


「分かる。」


小柄な女の子が好きなのか。


聞き耳を立てていると、どうやら男子は細くて可愛くて美人が好みらしく、私は大丈夫だろうか…?勇里さんはオネェさんだけど、でもやっぱ、私自身が気にする。スタイル良くないし…。


須賀原すがはらさんみたいなオシャレさんが人気あるのは納得だけど、スタイルも良いし。でも性格が…。結構きついんだよね…。


私って、綺麗な勇里さんに釣り合ってるのかな?


メイク、勉強してみようかな。ずっと可愛い彼女でいたいから。


お弁当を食べながら、イヤホンでメイク動画を見てお昼を過ごした。


そして放課後は勇里さんとカフェでチョコバナナパフェを食べて、ゲームセンターでプリクラを撮って満喫。


私のロック画面は、勇里さんと向日葵を見に行った時の写真で、勇里さんも同じだったからすごく嬉しかった。


「ちょっとだけ、いいかしら?」


帰り道、人通りのない路地裏で、勇里さんと壁に挟まれた状態。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る