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アルバムは綺麗な景色でいっぱいにしよう。


カシャカシャ…


「トイレは大丈夫?行きたかったら言ってね?朝からずっと座りっぱなしだし。」


「うん大丈夫!ありがとう。」


景色だけじゃなくて、運転をする勇里ゆうりさんの横顔も撮りたい…なんて思ってるけど、バレずに撮るのは難しそう。


お昼頃、勇里さんはトイレに行くと言って、コンビニの駐車場で車を停めた。


「何か欲しいものある?買ってくるけど。」


家から持ってきたお茶はさきほど飲み干してしまったので。


「お茶が欲しいな。」


「分かったわ。他は?」


「大丈夫!」


シートベルトを外し車を出る勇里さん。


私は、今がチャンス!と心の中で叫び、勇里さんの後ろ姿をカメラに収める事が出来た。


「…横顔、なんとしてでも撮りたい。後ろ姿も好きだけど、ってか、足長っ!」


アルバムから勇里さんの写真を眺めてひとりごと。


「髪綺麗だし、足長くて細いし。優しくて…好き。」


本音がポツリ。


私、勇里さんが好き。


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