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ママおすすめのお店で勇里さんへのプレゼントを購入して、ドキドキワクワクしながら、ドライブ当日を迎えた。


長い髪はお団子にして、フェザーのバレッタを髪につけて。


向日葵の膝くらいまでのワンピースを着て、サンダルを履いた。日焼け止めもしっかりとね。


「行ってきま〜す!」


待ち合わせは、私の家の近くの公園。


公園に着くと、白い車が停まっていた。そして、そこから勇里さんが出てきた。


「おはよう海果ちゃん。」


「おはよう勇里さん。」


スキニーのジーンズを履いて、白くて薄い長めのカーディガンを羽織り、服の襟には色付きサングラスをかけていて、今日もオシャレさん。


「日差しが強いからサングラス持ってきたの。日焼け止めも塗ったわ。海果ちゃんは?」


「私も塗ったよ。焼けたくないもん。」


「そうよね〜。さぁどうぞ、助手席へ。」


ドアを開けてくれて、いつだって紳士的。


「ありがとう。今日は夏っぽいアイシャドウしてるんだね!水色のラメが綺麗。」


「ふふっ。爽やかでいいでしょ?♡」


車内はすごくいい香り。勇里さん香水好きなのかな?


「いい匂い。」


「でしょ?薔薇の香りよ。お花は落ち着くから。」

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