p31

やっぱりそうだよ、私の考えすぎだ。

勇里さんはいつもと同じく優しいもん。拒絶とかあり得ないよ。


触れてほしくない話の1つや2つ、誰だってあるよね。


謎が多い勇里さんだけど、優しいことは間違いないから。


「いつも送ってくれてありがとう。帰り道、気を付けてね!」


「ありがとう。気を付けるわ。じゃあ帰ったらまたメールするわね。」


手を振った。


夏休みになったらドライブだ。今からもうワクワクだよ。いつも仲良くしてくれるお礼、何かしたいな。プレゼント…あげたいな。ピアス、とか?


よし!ドライブの日までに買いに行こう!


家に帰って、勇里さんとたくさんメールをした。


好きな漫画の話になって、とある恋愛漫画をオススメしたら、勇里さんがめちゃくちゃハマってくれて嬉しかった。


それに、勇里さんの好きなロックを聴いていたら、私もハマって、年齢が違えど、お互いの好きなものを共有できるのがすごく嬉しくて楽しい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る