第8話
2か月後
病室
ハル「おねえちゃん…綺麗…。」
ハルは病室で画面の中にいる美しき姉に見とれていた
ハル「おねえちゃん、綺麗だね、お母さん。」
母「そうね、最近会えてないけど元気みたいね!よかったわ!」
ハル「遠い人になっちゃったね…最近芸能人のあつまるパーティーとかによく行ってるらしいし。」
母「そうみたいね。ここだけの話、いい人を見つけたらしいしね。」
ハル「それって…恋人ってこと?」
母「……この人…」
ハル「!!」
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あなたのそばで香りたい
メンズフレグランス
美人堂
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日本有数の有名化粧品メーカーのCMに映るのは
あの人気俳優、隼人
アーティストの一面もあるマルチな才能の持ち主だ
ハル「おねえちゃん!!すごい!!」
母「すごいわよね!!まだデビューして3カ月もしないのに。あっという間ね…」
ハル「…かっこいい…」
母「ハルは本当におねえちゃんが大好きなのね!」
ハル「うん…大好き…」
母「…はやくよくなりましょうね…。」
ハル「うん…」
なんのために芸能界にはいったのか、
なんのために働いているのか
本当の意味はハルには伝えられていなかった
“私がやりたいことをやるだけよ!”
そんな風に言っていたアキを信用していた
ねぇ、おねえちゃん
明るいはずだった未来を奪ったこと
許してくれるの?
人気俳優との関係は
すぐにマスコミのネタとなり
ますますメディアとの露出が多くなった
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1か月前
MC「さあ!本日はお忙しい中お集まり頂きありがとうございます!今夜はパーティーです!!楽しんでくださいね~!!!」
MC「カンパーイ!!!」
会場がざわつく
至るところに有名人
アキはそのなかでも堂々としていた
和田「それにしたのか。」
アキ「はい。今日は営業しに来たんで。」
アキの格好といえば、ベアトップの真っ青のドレスだった。
一見ミニスカートだが、バックデザインは周りの目を引くロングスタイル
19歳には見えない色気を醸し出していた
和田「似合ってる。さあ、ドラマ、CMなんでもいい自力でとってこい。」
アキ「はい」
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