第5話
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母「ハルの心臓はもって2年なの。」
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母の言葉に
アキは今までの迷いをすべて消し去った
アキ「私、芸能界に入る。」
アキは今までのことをすべて話した
表参道でスカウトされたこと
そのスカウトマンが大手事務所のやり手マネージャーであること
私を見初めていること
自分のありのままを話した
アキ「私はハルを助けたい。1年。1年で必ず5000万。必死に働いてくる。大丈夫。お母さん。」
アキの目は本気だった
あの世界で生き抜く
母「…ごめんなさい…あなたの似合う場所ではないのに…」
アキ「何言ってるの?これでも何でもできる優等生なのよ?平気よ。」
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プルルル プルルル
アキ「もしもし…アキです。」
和田「アキさん!!電話をありがとう。」
アキ「いいえ。今回はあの件で電話しました。」
和田「…いい返事が聞けるのかな?」
アキ「はい。お願いします。」
和田「!」
アキ「和田さん?」
和田「…うれしいよ…アキさん…その気になっ………」
アキ「条件があります。」
和田「…ん?」
アキ「私を1年以内に5000万貯金できる女にしてください。お金がいるんです。」
和田「え……」
アキ「お金がいるんです。」
和田「………わかった。無茶をいうかもしれない…覚悟はいいですか。」
アキ「はい。何でもします。」
アキに迷いはなかった
ここから始まる物語なんて想像もできなかった
アキ19歳
ハル12歳
桜が舞い散る春だった
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