魔法の行使


 エウが去って数か月。

 ずっと魔法の練習に費やしていた俺はすでに魔法を扱えるようになっていた。


 魔法を試すうちに属性も調べた。

 得意属性は水・風・土・光の四属性。

 闇属性は莫大な体内魔力を使って黒い球を作り出す程度で火属性はどれだけ体内魔力を使っても不可能だった。


『いろんなものを試してみよう』


 光で巨大な明かりを作り出し光合成を。

 風で枯れ葉を集め。

 土と水で水分と養分を確保し。

 魔法だけで生活できるようにした。


 さらに、この世界に魔物という外敵がいることを知ったからこそ自分を守る魔法も試す。

 それは防御と攻撃。

 最初は一つの属性だけで試し、徐々に規模と強度を上げていく。

 さらに安定しなかった二つ以上の魔法を同時に使用することもできるようになる。

 生活のために魔法を行使し続けたのが良かったようだ。


(眠いな……)


 どれだけの月日が流れたのだろうか。

 久しぶりに長時間起きていたことで眠気が俺を襲っていた。


 光魔法を光学迷彩のように使い自分を隠す。

 目を閉じ、風で自身を覆う。

 風を安定させ、眠りにつく。


 寝始めてすぐ、根を踏まれる感覚がする。

 目を覚ますと時期こそ一年経っていないが季節は変わっている。

 踏まれた根の方向を見ると子供が数人固まっている。

 子供たちは全員耳が長く整った顔立ちをしている。

 小学校低学年程度の子供たちは何かに怯えるようで、静かに俺の方へ寄ってきた。

 子供たちのために光学迷彩を取る。

 少し驚き動きを止めた彼らはビクビクとしながら、それでもこの場で最も大きい木である俺の影に入る。

 自分と子供たちを、もう一度光学迷彩で隠す。

 

 すると森の奥から魔法が飛んでくる。

 咄嗟に風の防壁を使い炎球を止める。


(今のは、子供たちを狙っていたのか?)


 狙いはおそらく子供たち。

 炎球が先ほど彼らのいた場所に向かって飛んできたから間違いないだろう。


 そして炎球の飛んできた方向から男たちが数人出てくる。

 男たちは中世の商人のような服装の男が一人。

 貴族のような宝石を散りばめた服を着ている、ふくよかな男が一人。

 さらに護衛だろうか武器を持つ男が二人。

 いかにも魔法使いといった男が一人の合計5人。


 彼らは辺りを見回すと首をかしげる。


「奴隷共はどこへ行ったんだ?」

「子供の足なら、そう遠くへは行けないはずだ」

「俺のファイアーボールが着弾した跡も無い」


 話し始めたのは武器を持った3人。

 奴隷、それがこの世界には存在するのか。

 日本で過ごしてきた俺は呆然としながら、それでも思う。

 子供は宝だ、絶対に俺が守る。


 魔法使いの男が言ったのは英語だった。

 それに俺が防御してしまったことで不自然さが残ってしまった。


「せっかくエルフの里から拉致してきたというのに!」

「ふむ。エルフを連れてこられないなら契約は無しだな」

「そんな!では我が商会は……!」


 拉致……。

 つまり、この子供たちはエルフの里という場所から捕まってここにいる。

 貴族の男の態度にも、子供の命をなんとも思っていない男たちにも……。


 俺の中に沸々と怒りが沸き上がる。

 俺は体内魔力を練り上げ、全ての枝と全ての根に張り巡らせる。

 

 こいつらは絶対に許さない。


 魔力を土と空気、水へ干渉させ。

 一気に魔法を扱う。

 土で檻を作り、奴らの顔付近にある空気を無くし呼吸を止める。

 魔法使いが火魔法を使おうとしたので水で打ち消す。


「な、なんだ!これは……」

「冒険者!なんとかし……ろ……」


 貴族と商人は喚き散らし、唾液を垂らしながら倒れ。

 冒険者は戦い慣れているのか反撃を加えようとする。

 しかし相手が誰かも、どこから魔法が使われているかも分からない。

 檻を破壊しようとしても息が続かず倒れた。


 俺は魔法を維持したまま、男たちの脈を計り死んでいることを確認する。

 問題ないことを確認し声を出す。


『もう、大丈夫だよ』


 突然の声にビクッと体を震わせた子供たちは木陰から顔を出し、自分たちを追っていた奴らが倒れているのを見る。

 そしてゆっくりと俺の方を見ると手を組み祈りの態勢を取る。


「「「「ありがとうございました。神樹様」」」」

 

 どうやらこの子たちは誤解しているようだ。


『俺は神樹様じゃないよ』


 子供たちは顔を見合わせる。


「なら、あなたは?」

 

 魔物とは思わないようで、誰一人として怯える様子は無い。

 どころか彼らはなぜか羨望の眼差しを向けている。

 一人の少女が声を発した。

 彼女はくすんでいるが、緑がかった金髪を腰まで伸ばした美少女といって相違ない女の子で。


『俺はただの木だよ。少し魔法が使えるだけのね』


 少しの間、呆けていた彼女は他の子たちと何か話すと決心したように話し出す。


「あの!私たちに魔法を教えてください!」


 彼女たち森人族エルフは潜在的に魔法の扱いに長け、子供のころから自在に魔法が使える。

 そこに体内魔力や体外魔力といった認識はなく、まさに自由自在といった感じらしい。

 

 しかしこの場にいる6人は魔法を使えず、里の中で疎まれて育った。

 そうして6人で遊び、日常生活をともにしていたところを先ほどの人攫いのような連中に捕まったようだ。

 ゆえに、今ここから里へ帰っても居場所は無く。

 ならば助けてくれた俺の元で魔法を学びながら生きていきたいという。


 少し考えた俺は。

 彼女たちを見る、不安そうな表情、ここまでの苦難、彼女たちの将来のために。


『分かった。君たちが魔法を使えるようになるか分からないが、君たちが独り立ちできるようになるまでは面倒を見よう』

 

 少年少女は一様に表情を明るくし、俺の幹にくっつく。

 

 まず始めたのは子供たちのことを知ること。

 少年少女6人は。

 長女気質で最初に声を聞いた、6人の中では最年長のフレイ。

 フレイの背中に隠れている、フレイの妹で髪型のみ肩口までのボブにした、マーラ。

 双子の兄妹、ヴァンとアース。

 気が強そうな、混じりけの無い緑髪に毛先のみ癖のついた短髪のヴァンと。

 静かに俺を見る、兄と同じ色の髪にフレイほどでは無いがストレートの髪を伸ばしたアース。

 まだ幼く俺の幹を叩いている、金髪に癖のついた男の子、トムテ。

 トムテを俺から引きはがそうとしている、緑髪に金色が混じったショートヘアの女の子、ニッセ。


 全員が小学生ぐらいの年代で年齢順ではフレイ、ヴァンとアース、マーラ、トムテ、ニッセ。

 まだ幼いフレイたちは安心したのか眠そうにしていた。

 俺は土魔法で根元に家を作る。

 中には俺の枝についている葉を風魔法で集めて布団を作る。


『今日は寝なさい。俺が必ず守るから』


 子供たちは家へ入り眠りについた。

 夜になり、子供が寝静まったのを確認する。


(さて、この死体。どうするか)


 放置したままになっている男5人。

 土魔法で男たちを飲み込み最低限子供から隠す。

 これからどうしようか……そんなことを考えていると森の奥から光の球が近づいてくる。

 幽霊か!?驚いた俺はその光が見たことあるもので冷静さを取り戻す。

 光は近づくにつれ形をはっきりとさせ、小さい羽をパタパタとさせる小人が姿を現した。


 その小人エウは出会ったときと同じように何か怒っている。


「私に魔法を撃とうとしたわね!?」


 どうやら俺が幽霊と勘違いして魔法を準備していたのはバレていたようだ。

 エウは腕を組み怒りながら俺の前に来る。


『エウ、おかえり』

「え?う、うん。ただいま」


 エウは挙動不審になりながら、最後は照れた。

 そして何かに反応したと思ったら子供たちの寝る家を見て驚く。


「え、え!?なんでここにエルフがいるの!?」


 エウは心底驚いてますといった感じに俺と子供たちを交互に指さす。

 俺は今日起こったことをエウに話した。

 エルフの里から子供を攫う人間がいたこと。

 子供たちが魔法を扱えないことで差別を受けていたこと。

 子供たちが自立できるようになるまで保護することにしたこと。


 一通り話したときエウは頷いた。


「そういうことね。まあ、人間共はあんたが始末したみたいだし良いとして。わたしからも話すことがあるわ!」

 

 エウは故郷に戻ってからのことを話した。

 彼女もいろんなことがあったようで……。


「私も正式にあんたといることになったわ!」


 ピクシーは神樹様と呼ばれるピクシーが隠している大木とともに生き、どんなに遠くへ行っても必ず神樹様の元へ帰ることになる。

 それがエウは泊まり木、つまりは他のピクシーにとっての神樹様を俺にしたため帰らなくても良くなった。

 今回の里帰りはゴルドアプルの献上と泊まり木を決めた報告に行っていたようだ。


『でも、そんな大事な泊まり木もの俺にして良かったのか?』

「いいのよ!そもそも私は自由が好きなのに皆して掟を守れって……。うんざりしてたのよ。その分、あんたなら私が守る必要も無さそうだし。話し相手にもできるし、ちょうど良かったのよ」

 

 エウは最初こそ表情に影が差したが、後半は赤くなった顔をそむけた。


 まあ、動けず・話せず・自衛手段も無いであろう神樹様と比べたら。

 俺は枝や根を動かして自由に動けるし、口は無いが話せる、それに魔法を使って自分を守れる。


 それに俺もエウというせっかくできた友達と離れずに済むし。

 何より友達が嬉しそうにしているのは気分がいい。


『エウ』

「……何よ」

『これからよろしく』

「ふふっ……。よろしくね!」


 俺が伸ばした枝の先に。

 エウは気恥ずかしそうに、拳を合わせた。

 

 フレイたちが寝ている間、俺はエウに魔法修行の成果を見せていた。


「へえー。もう複数属性を同時に使えるようになったのね」

 

 すでに当たり前となった複数属性の同時使用、これは当たり前の技術ではなかったようだ。

 もちろんピクシーのような魔法に長けている種族は当たり前に出来るが、人間などの後天的に魔法を習得する種族には難しいことだとエウは言う。


「私たちは魔法が自分の体を動かすのと似ているけれど。人間たちが言うには頭一つで体を二つ使うようなもの、らしいわよ」


 確かにそう聞けば難しそうだ。

 前世でいうピアノを弾くときに両手で違う動きをするようなものだろう。

 練習すればできなくないが、積極的に練習したいものでもない。


 さらに自分の属性が分かったことで、エウは魔法の次のステップを教えてくれるという。


「魔法には威力や規模などから級位が分けられてるの」


 魔法の級位には5段階あり、簡単なものから初級魔法・中級魔法・上級魔法・極致級魔法・神罰級魔法となる。

 初級魔法はファイアーボールのように手早く、威力もそこそこな魔法で単発なものが多い。

 中級魔法は俺の使った風の防壁や光学迷彩のように、広範囲で威力もあり複雑性のあるもの。

 上級魔法は魔法が得意な種族か、よほどの修練を積んだ者しか使えない、広範囲かつ高威力なものが多い。

 極致級魔法は国が一つ落とされるような超威力の魔法であり、使える種族も限られ、戦争など国同士・種族同士での争いで使われる。

 神罰級魔法、それは過去に3回のみ使用記録があり、ともにピクシーが使用した、世界が混乱に陥ったときに世界を作り直す規模で使用される。


『神罰級はピクシーにしか使えないのか?』


 過去に3度のみ。

 しかも全部がピクシーによるもの、ならピクシーにしか使えないのか。

 そう思った俺にエウは首を振った。


「魔法の得意な種族なら複数人で詠唱すれば使えると思うわよ?でも……」


 エウは神罰級魔法についての説明をつづけた。

 神罰級魔法は他の魔法と違って高度な魔法技術が必要でピクシーの中でも使えるものは少ないという。

 

「というか。神罰級魔法を使えることがピクシーの王になる条件なのよ」


 ピクシーの歴代の王は神罰級魔法を行使出来たことで選ばれている。

 さらに神罰級魔法には使用者が全属性魔法使用可能であるという条件がある。

 いかに世界で最も魔法に優れたピクシーとはいえ全属性使えるものは少ない。

 ――なら。


『エウにも使えるのか?』

「まあ私これでも王族だから。いつか使えるようにはなるかもねー。そうしたら私がピクシーの王ね!」

 

 えっへんと胸を張るエウに対して、俺は内心開いた口が閉じなくなっていた。

 一拍おいて聞く。


『え、エウは王族だったのか?』

「あれ?言ってなかったっけ?」

『言ってないよ……』


 かなり重要なことじゃないのか?

 当の本人はあっけらかんと笑う。


「でも関係なくない?」

『いやいや、エウ様って呼んだ方がいいか?』

「やめてよ。そういうのが嫌で出てきたんだから」


 飽き飽きとした表情で首を振った。

 エウがそう言うならと態度は変えずに話す。


 王族で全属性魔法持ちなら良く故郷を離れることを許してくれたな。

 そういうと、エウは。


「引き留められたけどね。でも、泊まり木を決めたからって言ったら皆黙ったわ」


 泊まり木とは永住する家を決めるようなものだという。

 その家を神樹様以外にするピクシーなどいなかったが、他の木を泊まり木に決めてしまったのなら止める権利は無かった。

 エウは平然と言っているが本当に大丈夫なのだろうか?

 そんなことを考えていると。


「とにかく、一度決めた泊まり木は変えられないの。つまり、あんたにはもっと強くなってもらわないといけないのよ!」

『分かった』

 

 ビシッと指を差すエウに真剣に答える。

 そうして子供たちが起きるまでの間、エウから魔法のレッスンを受ける。


 俺が使える魔法は現状。

 水魔法、球体を作り出し相手へぶつける、土の中の水分を集めて水分補給をする。

 風魔法、空気弾として相手へぶつけたり周辺の空気量を調節する、突風を起こし軽いものを運べる。

 土魔法、固めた土弾を撃つ、土の中にある栄養素を集めて吸収する、壁や檻などを作り出す。

 光魔法、一点の光を集めることで強烈な光源を作り出す、光の屈折を使って光学迷彩のように姿を隠す。


「まだ初級ね。壁とか防壁なら中級だけど……。っていうか、その……こうがくめいさい?とか、くうきりょう?とかはどうやってるの?」

『え?』


 どうやらこの世界は魔法が発展しているために科学が進歩していないようだ。

 エウに聞けば、この世界ではなぜ植物が育つのか、なぜ呼吸が出来る場所と出来ない場所があるのか。

 そういったものは調べるのではなく、そういうものとして流されている。

 科学という言葉すらなく、全ての事象は魔法で解決されている。


「ねえ!教えなさいよ!」


 エウに詰め寄られたため話す。

 俺がこの世界とは別の世界から来た、元人間であること。

 前の世界には魔法も魔法を使える種族もいなかった。

 魔法の代わりに科学が発展しており、世界で起きる事象を全て科学で解明しようとしていたこと。

 

「へえー」

『へえーって驚かないのか?』

 

 この世界には魔法によって過去や未来また別の世界から人や物を持ってくる召喚魔法というものも存在するため、俺のような存在も珍しくないそう。

 ただ召喚魔法にとてつもない年月と条件、さらには魔力量も必要とされるため使う者もいないが。


「じゃあ、私が魔法を。あんたが科学をわたしに教えなさい!」


 交換条件としては良い。

 というか、お互いに知っていて当然のことを教えているだけでお互いが強くなれるなら。

 と、承諾した。


 そして俺たちはエウの魔法と俺の科学を混ぜることで。

 すでにこの世界に存在する魔法を習得し、科学を使った魔法を編み出すことになる。


 それからの毎日は早かった。


 日中はフレイたちに魔法を教える。

 

「先生!これでいいですか?」

『いいね。みんな風魔法が得意なのは変わらないのか』


 エルフは風魔法が種族として得意属性で。

 風属性に加えて他の属性も使えるようになっていく。

 フレイとマーラは風属性と土属性が。

 ヴァンとアースは風属性と水属性が。

 トムテは風属性と火属性が。

 ニッセは風属性と光属性が。

 

 兄弟はそれぞれ属性が同じで覚えやすい。

 もしかしたら魔法の属性は遺伝するのか?

 エウに聞いたところ、そんなことはない。と言われた。


 エウは俺が魔法をフレイたちに教えている間、森の中で狩りをしたり俺の枝の上で寝ていたりする。

 フレイたちにはエウが見えていないようで、魔物の肉や果物が独りでに森から出てきたときは驚いていた。

 事情を説明しようとすると、フレイたちは俺がやったと考え感謝された。


 夜は俺自身の魔法の修行と、エウの科学の勉強。


「ようやく上級まで使えるようになったわね」

『本当にようやくだったな』


 強い魔法を使えるように修行を始めて2か月。

 強い魔法はただ体内魔力を使えばいいわけでなく、細かい魔力の組み方が決められている。

 それを覚え実戦するのに1か月、さらに魔法を暴発させないために安定させるのに1か月かかった。

 風・水・土・光属性の上級魔法が使えるようになったが極致級魔法にはほど遠い。

 

 エウも極致級に関しては1つしか習得しておらず、教えることも難しいようだ。

 それだけ難しいのだろう。

 

 科学に関しても基本的なことしか教えられないが、エウは真剣に聞いた。


「じゃあ水を燃やすと無くなってるんじゃなくて小さい水に変わってるの!?」


 蒸発の原理だけでここまで驚いてくれるとは……。

 エウは習ったことを魔法で実践している。

 今は水の球に炎を当て蒸発させながら水が水蒸気になるのを確認している。

 それを見ながら思いついた。


『そうだ!』

「うわあ!急にびっくりさせないでよ」


 エウは水の球をバシャっと落とした。


 思いついた。

 いや、なんでここまで思いつかなかったのか。

 魔法で科学を実践する。

 もともと光学迷彩なんてやっていたのに、なんで思いつかなかったのか。

 自分を守る魔法ばかり考えていたが、攻撃魔法に科学の知識を組み合わせれば極致級魔法も出来るんじゃないか?

 

 エウに話すと。


「そんな科学があるの?」


 俺たちは科学と魔法を組み合わせた新しい魔法を作り出す。




 森人族:エルフ

 種族名の通り、森に住む。

 他種族との交流は少なく排他的。

 外へ出て交流を深めようとする者もいるが、エルフの里では敬遠される。

 魔法や狩りの技術に特化しているため、森でエルフと敵対した場合、命は無いとまで言われる。

 他種族と比べても長寿であり平均500年は生きる。

 エルフの中でも1000年を超える個体は神森人ハイエルフと呼ばれ崇拝される。

 なぜ1000年生きられるのかはエルフたちにも分かっていないが、ハイエルフになると死ぬまで肉体年齢を若く保てることと体内魔力量が飛躍的に上がることから崇拝されるようになった。

 長寿で魔法が使え、さらには長く美貌を保つことから闇オークションで奴隷にされる事件も多い。

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