怠惰な木生
超山熊
始まりの木
「お疲れ様でした!」
すでに就職して4年になる会社での帰り際、俺の挨拶に返すものはいない。
正確には少ないだが……。
新人は小さくだが会釈している。
それはつまり俺が会社で腫物のように扱われていることを示していた。
「はあ……」
オフィスを出た俺は独り溜息をつく。
邪魔な人間が消えたオフィスからは、いつも通りの言葉が聞こえる。
それは……。
「あの人なんで元気にいられるの?」
「全員に嫌われてるって知らないんじゃない?」
「最初は良い人って思ったんすけどねー」
全ては俺を貶す言葉で、聞いているとどこまでも沈んだ気持ちになるため一刻も早く帰る。
「なんでこんなことに……」
一人っきりの帰り道。
居酒屋で楽しそうに飲むサラリーマンを横目に呟く。
学生時代の俺は常に1軍と呼べるグループに所属していた。
いや、所属することに躍起になっていたというべきだろう。
ファッションやコミュニケーションなど必死に周りを観察し。
大学生までの学生生活を充実させられた。
しかし大人になって分かるのだ。
コミュニケーション能力とは相手を知り、よく聴く力をいうのであり。
相手を相手を盛り上げ、空気を読んだ話をするのは、ただの一時しのぎであると。
実際、本物の陽キャには敵わないし。
初めて会う新人君には上手く話せてもいずれ疎まれる。
それが今の俺、
幼馴染の女の子は高校時代の教師と隠れて付き合っていたらしく結婚している。
唯一の親友は結婚し、田舎で農業をしながら家族で幸せに暮らしている。
さらに就職し社内恋愛で付き合いはじめた彼女は、いつの間にか社長の愛人になっていた。
「もう、いいかもな……」
人間限界に達すると生きるか死ぬかの二択しか無くなる。
というのは本当だったらしい。
すでに帰宅ルートから外れ、意識しないまま人通りの無い線路へ出た俺は踏切が閉じても線路上に立つ。
暗い夜の中、線路に立つ俺の姿は電車から見えず。
速度を変えずにつっこむ。
(ああ……これで終われる……)
目の前が電車のライトで覆われ真っ白になる。
電車の急ブレーキの音だけが静かな街に鳴り響く。
体が吹き飛ばされ、目の前に夜空が広がる。
体が叩きつけられる、その瞬間に時間が止まり空中から白い手が出る。
その手は俺の腕を掴み引っ張った。
咄嗟のことに何もできず、何か空間の歪のようなものに入って行く。
そのまま俺は意識を失った。
「……ですか?……大丈夫ですか?」
目を覚ますと、目の前には純白のドレスを着た綺麗な女性がいた。
どうやら俺は仰向けで寝ており、女性は膝枕をしてくれている。
ゆっくりと起き上がると、そこは一面真っ白の空間。
丸いテーブルとイスが2脚だけ置いてある。
「あ、あの……ここは?」
「良かった……。立てますか?あちらの椅子へどうぞ」
女性が差し出した手を取り立ち上がると、椅子へ座る。
対面には女性が座り、どこから取り出したのか紅茶を出す。
「どうぞ」
「ありがとうございます。あの、ここはどこで。あなたは誰なのでしょうか?」
「ここは死後の世界で、私は女神とでもいいましょうか?」
俺の質問に女性は微笑みながら答えた。
やっぱり死んだのか。
それにしても死後の世界……。
「状況は理解しました。ではここで何をすれば?」
天国や地獄に振り分けられるのか。
もしくはここで女神様?の助手でもするのか。
女神様は一度首をかしげ、ポンっと可愛らしく手をたたいた。
「あなたはまだ死んでいません。あなたが死ぬ寸前に助け出したので」
「な、なぜですか?」
死後の世界であれば、自分は死んだはずだと。
死ねたはずだと思っていた。
まさかあの地獄のような世界に戻らなければならないのか。
そんな一種の焦燥感が襲い声が上擦る。
「私はあなたが幼い頃助けていただいた猫です。あのころは神として新人だったので下界での生活を見ていたのですが……」
猫を助けたことはある。
小学生の頃、母親と出かけていた俺は電車が来る踏切で動けなくなった猫を助けた。
それが神様だなんて思いもしなかったが。
「それからの私は神として成長しました。もしあなたが死ぬとき一度だけ私が助けられるように」
真摯に俺の目をみて訴えかけている。
その言葉一つ一つが心に響く。
でも……。
「すみません。俺はあの世界に戻りたくない……。戻るぐらいなら……殺してください……」
女神さまになんて失礼なことを言っているのだろう。
善意で助けてくれようとしている優しい方に。
涙を溢しながら言った俺に、女神様は近づき涙を拭う。
「……あなたの人生は全て見ました。頑張ったのですね。恩人のあなたが戻りたくないというのなら叶えましょう」
「ありがとうございます」
顔を上げ、死を受け入れる俺に女神様は衝撃の一言を伝える。
「あなたを私が管理する世界の一つへ転送します。豊かな人生を約束しますよ」
「え、え!?い、いや俺はもう人として生きるのが嫌なのです!」
「そうですか……。では自然に身を任せ、寝るのも食べるのも自由な種族では?」
「そんな種族が?……なら」
「では行きましょう!さあ!」
「え!?」
妙にテンションの上がった女神様に手を引かれ、何か扉の前に誘導される。
ゆっくりと開いた扉から、とてつもない引力を感じる。
「では、お元気で!」
笑顔で手を振る女神様をよそに扉の外側へ放り出される。
「説明してくれよー!」
叫び声も空しく、俺はあらたな世界へ旅立った。
どれぐらい気を失っていたのだろう。目を覚ましたとき眼前に広がるのは広大な森。
心地よい風が肌を撫で、輝く太陽のおかげで暖かい。
動こうとすると、足が動かない。
いや、足だけじゃない。
腕も頭も、体の全てが動かない。
でも嫌な感じはしない。
周りはなんだかポカポカしている。
こういうとき本来なら状況を把握しなければならないのだろうが。
自然に身を任せ、ただゆっくりと時間が過ぎるのを楽しむ。
……
いつの間にか寝ていたらしい。
もう一度現状を確認すると、若干周りの景色が変わっているように感じた。
(周りの木が枯れ始めている?)
寝落ちする前は濃緑に生い茂っていた草木にオレンジの葉が見え始め、肌を撫でる風も少し冷たく感じる。
しかし何か自分を包むような温かさがあるため寒さくは思わない。
さらに違和感、腕を動かせるようになっている。
ずっと動かせなかった腕を見える位置に動かすと。
そこにあったのは木の枝。
(は?)
混乱しながら腕を動かすと、まったく同じ動きを木の枝がしている。
視界は高さこそ固定されているもののそれ以外は自由に動かせる。
どういう理由か真上の景色も認識できているため”視界は”問題なさそうだ。
思考をまとめるために一度目を瞑り、冷静に考える。
(女神様から知らない世界へ人間では無い種族として送られた。そして目が覚めたら木になってた。……うん、意味が分からん)
冷静に考えても一切思考はまとまらない。
それはそうだろう?
女神様という存在や異世界とでもいうべきもの、さらには自分が木になっているという謎にも。
これら全てを理解し納得して、すぐさま次の動きを考えろなんて無茶な話だ。
(とりあえず、腹も減らないし。寝るか……)
思考を止め、睡眠に落ちる。
口も消化器官もどうなっているかは分からないが、寝てから時間が経っているのに空腹などの体の変化が無い。
つまりは本物の木のように日光から光合成を行えているのか、とにかく栄養について悩む必要は無さそうだ。
ゆっくりと流れる時間、さらには危険も無く人間の気配すらない。
雄大な自然を感じ目を閉じる、そうして俺は再度眠りの中へ落ちていった。
もう一度目を覚ました俺の目の前に広がるのは……雪を被った木々。
明確に気候が変わっている。
日本のように四季があるかは別だが……ともかく、俺の睡眠は季節が変わるほどには長いということだ。
それに雪がちらついているにも関わらず、体感気温は変わっていない。
ずっと変わらない何かが自分を包む感覚がある、これが何かも分からないけれど死ぬ……いや枯れることは無さそうで安心した。
ふと感じたのは足の感覚だった。
土の中に下半身が埋まっている感覚のため元の足のように歩くことは出来ないが、うねうねと動かすことが出来た。
……やはり、足は根になっていたか。
体が木になったことで時間の感覚もずれているのだろう。
寝て起きたら季節が変わっていた、そのことに疑問はあったが驚きはない。
そして寝ては起きて体を動かす。
そんなことを繰り返しているうちに3度の冬を越えた。
周囲が暖かくなった頃、この世界に来て初めての感覚に襲われていた。
(腹が減った……)
水分は根からストローのように飲むことが出来る。
養分も多少であれば根と日光による光合成で賄える。
しかし他の木と違い、俺は思考し枝や根を自主的に動かしている。
つまりエネルギーの使用量が違うのだ。
人間の腹が減っても動けるように、今の木の体では多少腹が減っても寝て起きてちょっと活動するだけの日々をただ漫然と過ごせていた。
(何か食い物を……。でもどうやって探すのか、どうやって食うのか)
体は動かせず、視野だけは360°動かせるが。
周囲が見えるだけでどうやって見つけ、そして見つけたところで食べ方は?
そんなことを考えていると、前方に見える草むらが揺れた。
カサカサと音を立てて揺れると、ヒョコッとリンゴが出てきた。
リンゴは黄金に輝き、ぴょんぴょんと跳ねながら何かから逃げている。
リンゴの後ろから出てきたのは光の球。
それはリンゴを執拗に追いかけるが捕まえられない。
そこまで見ながら気づいた。
横取りにはなるが……。
先読みし、根を伸ばしておく。
根の上をリンゴが通る瞬間、土から根を出しリンゴへ突き刺す。
リンゴの味と栄養が根を通り中へ浸透する。
(美味ーい!)
リンゴなのにメロンのような甘さと根を通って分かる栄養価の高さ。
「何してくれてんのよ!」
リンゴを味わっていると光の球が俺の前に来ていた。
その光はポンっと音を立てると、羽のついた小人の女の子になる。
妖精のような女の子は頬を膨らませて怒っている。
「私のアプルを盗んだわね!?」
少女はリンゴを指さしてそう言う。
アプルとは黄金のリンゴを指しているらしい。
しかし当のリンゴは栄養を吸われて萎んでいる。
「なんとか言いなさいよ!」
少女は喚いているが、俺にはしゃべる口が無いんだよな。
なんて思っていると、少女は不思議そうに俺の周りをグルグルと回る。
「あれ?あんた
『トレント?』
「喋れるんじゃない!」
『なんか話せたな』
少女の質問に何気なく答える。
するとなぜか少女に伝わったようで、話せるというより頭に声を響かせて伝えている。
そんな感じだろうか。
『それでトレントってなんだ?』
「なんか生意気ねー。まあいいけど。
どうやらこの世界には魔物と呼ばれるのがいて、地球にいた一般的な動物はいない。
魔物は一般人よりも強く、魔法を使うものもいるとか。
さらに魔物を倒す職業もあるようだ。
少女の言うトレントとは様々な種類の木に宿る魔物であり、森の中で擬態する。
森へ入ったら知らない間にトレントの群れに囲まれてる、なんてことも少なくないらしい。
「でもあんたはトレントじゃないのねー」
興味深そうに周囲を回る。
『そんなに違いがあるのか?』
「そうね。トレントは顔の模様が常にあるの。それに会話もできないし。何より、あんたからは魔物特有の魔力を感じないのよね。どちらかというと私たちに似てる?」
この世界には魔法があり、魔法を扱うには魔力が必要となる。
魔力には生物によって大小があり、さらにそれぞれの種族に特有の魔力の質がある。
トレントは植物と魔物の混じった魔力をしているが、俺の魔力は少女と似ているようだ。
『君は誰なんだ?』
「――?そういえば言ってなかったわね!私は
「待って!話が逸れたけど、私のアプルはどうしてくれるの!もうちょっとで捕まえられたのに!」
見ていた限りではそんなこと無かったが……。
しかしエウは怒っている、どうしたものか考えていると枝先がむず痒くなる。
痒さを抑えるために枝をブルブルと振ると枝先にアプルが出来た。
それは少女が追っていた黄金に輝き、今実がなったとは思えないほど美しいアプルだった。
「え!?これって……ゴルドアプル!?どうやったの!?」
エウはアプルの実を採って重そうに持つ。
小さい体では実を1つ持つだけで大変そうだ。
『アプルってのは、これじゃないのか?』
「これはゴルドアプル!普通のアプルは赤いのよ?」
どうやら通常は知っているリンゴのように赤い実をしているらしい。
そして俺の作ったアプルは珍しいようだ。
『へえー。そんな珍しいのか』
「へえーって。ゴルドアプルは世界中で1年に1つしか採れないの!それにゴルドアプルにだけは自立する足があって逃げられちゃうから採取できることなんてないのよ!?」
ゴルドアプルは食べると寿命が延びる、怪我や病が治る、魔法が使えるようになる、など噂が絶えない伝説の果物である。
市場に出ることはまず無く、採取が確認された瞬間から各国でオークションが行われる。
そんな珍しい果物だが、俺は自由に作れる。
その可能性は計り知れない。
『でも何個でも作れるぞ?ほら』
枝を震わせると、一つまた一つとゴルドアプルが出来る。
エウは慌てた様子で手を振る。
「や、やめなさいよ!世界が混乱するから!」
エウに言われて枝を止める。
すでに地面には3個ほど落ちている。
エウは溜息をつきながら持っていた一つも地面に置いた。
『いらないのか?』
「そんな訳ないでしょ?ゴルドアプルは基本的に私達ピクシーが管理しているのよ。だからこれも王へ渡さないと……」
エウがゆっくりと指を振る。
するとゴルドアプルの周りに強烈な突風が吹き、4つを持ち上げる。
『凄いな。それが魔法なのか』
「そうよ?あんたにも使えると思うけど」
使えるなら使ってみたいが、誰に習えば……。
あっ……。
『いやー。エウは凄いな。魔法は初めて見たけどエウほど上手く使えるやつはいないんだろうなー』
「ふふん!まあ私はピクシーの中でも5本の指に入るぐらいには魔法の扱いが上手いわね!なんなら私が使い方を教えてあげてもいいわよ?」
よっしゃ!
これで俺も魔法が使える。
エウはゆっくりとゴルドアプルを降ろし俺の目の前に来る。
「まずは魔法の基礎についてね」
魔法を扱うには魔力を操作できることが重要になる。
そして魔力には自分の中にある体内魔力と。
空気中や自然、物の中に宿る体外魔力がある。
体内魔力を細かく操作し体外魔力を扱って魔法を行使する。
つまり魔法を何度行使するか決めるのは体内魔力の量と体内魔力をどれだけ細かく操作できるかによる。
そして体内魔力の量は鍛えることも出来るが、種族によって大きく異なる。
神に近しい
それでも人間は体内魔力の操作と策に長けているため魔物を狩ることが出来る。
「体内に魔力を感じるところから、なんだけど……あんた自分の外に出るぐらいの魔力あるんだし、気づいているんじゃない?」
『え?』
この世界に来てからずっと感じていた。
自分を包んでいる暖かいベールのようなもの。
これが魔力なのだとしたら。
俺は感覚に身を任せ集中する。
そのベールはお腹のあたりから根の先、枝の先まで包んでいる。
ベールを脱ぐためにぐっと力を入れるとエウが離れた。
「ちょっと急に魔力を放たないでよ!驚いたじゃない!」
やはり今のが魔力なのか。
意識すると魔力を移動させ、一部の枝へ集中させることが出来る。
「なによ。出来るんじゃない。あとは空気中の魔力に干渉するのよ。こうやって」
エウは指先へ集めた魔力で空気中に舞っている魔力を集める。
それを真似て枝先に集めた魔力で空気中の魔力を集めようとすると、すぐに散ってしまう。
「ふふん。まだまだね!」
少しイラっとしたが治める。
「でも練習すればすぐに出来るわよ!頑張んなさい」
『風はどうやって起こしたんだ?』
どうやら魔法を使うには属性というものがあるらしい。
属性には火、水、風、土の基本四属性と光、闇の特殊属性がある。
体内魔力で体外魔力を一定以上集め、物へ干渉することで魔法が行使できる。
ただし、その場に無いものを魔法として扱うには膨大な魔力を使う。
つまり今の状況で火魔法を扱うには、魔力で火を起こし、火の強さを加減し、コントロールする。
この魔力で火を起こす時点で大量の体内魔力を消費する。
それぞれ得意属性と不得意属性が存在し。
得意属性は体外魔力へ干渉するだけで簡単に行使することが可能だ。
しかし不得意属性は得意属性に比べて体外魔力へ干渉するために必要な体内魔力量が倍ほど違う。
さらに不得意属性を発現させるためには短くない詠唱をする必要があったりするため使う者は少ない。
『ならエウは風が得意属性なのか?』
「ふふん!私は全属性使えるわ!ピクシーの中でも全属性なんて私と王ぐらいなんだから!」
エウは誇らしげに胸を張る。
確かにここまで聞くと分かるが、魔法の扱いに長ける神霊族の中で王を除くとただ一人の全属性というのは凄いことだ。
『凄いな!でも、どうやって得意属性を知るんだ?』
「そんなの一つ一つ試してみればいいのよ。まあでも風とか土ぐらいなら使えるんじゃない?」
そこまで話すとエウはもう一度突風を起こしゴルドアプルを風ですくい上げる。
「私は王のもとに戻るから。ああ、それと」
帰ろうとしたエウは俺の元へ寄り、手を触れた。
「あんたを私の泊まり木にしたわ。また戻ってくるから、それまで魔法の練習でもしてなさい!」
ほのかに顔を赤くしたエウはビシッと俺に指を差しそう言った。
羽をパタパタとさせながら去っていくエウの背中はなんだか楽しそうだった。
神霊族:ピクシー
神の使いなどと呼ばれ、災害は神が怒ったときにピクシーが起こすものと考えられている。
人の前に現れることは無いが、特定の人物や信仰心の高い者には見えることがあるらしい。
寿命は1000~5000年ほどといわれ歴史の全てを知る種族ともいわれる。
なかには5000年以上生きている個体もいる。
長い寿命と強大な魔力から神と同列に語られることも多い。
ピクシーは長い寿命の中で「泊まり木」と呼ばれるものを決める。
生涯1本しか決めない、その木はピクシーの住処となり特殊な力を得る。
基本「泊まり木」はピクシーの信仰する神樹になる。
神樹は未だ発見されておらず。
それがピクシーの神秘性を高める要因であり、神樹以外で泊まり木になった木は――無かった。
怠惰な木生 超山熊 @koeyamakuma
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