求める評価と与えられる評価 言乃

「言乃、ポストにこんなの入ってたぞ」

「なに? それ……」

父親が帰ってきて早々、謎の紙切れを渡してきた。

見てすぐにその文字が誰の書いたものかわかる。友達の紗莉だ。

『言乃へ 明後日の土曜日に渋谷駅のハチ公前で集合! 時間は13時。 紗莉より』

「たしかスマホなし生活してるんだよな。それで遊びの誘いも紙でやっている訳か」

どこか感心するように言いながら仕事用のバッグをリビングのテーブルに面した椅子に置きネクタイを外し始める父さん。


僕の名前は高橋言乃たかはしことの。父子家庭で、兄弟はおらず、父親の帰りはいつも遅いから家にいる時は1人で過ごすことが多い。

上手とは言えないけどある程度の料理は作れるから父さんと分担して夜ご飯は作ってる。昼ごはんはいつも適当。

母親は浮気して父親と別れて、その浮気相手とはまた別の相手と今は結婚して子供もいるらしい。

もうほぼ会わないから詳しいとこは知らない。僕にとって母親はもう顔も見たくない相手だ。


初めは「なんで?」なんて純粋な疑問を投げかけていたけど母親から「私は母親であるよりも女でありたいの」なんて言葉をかけられてからなんだか急に冷めてしまったのをよく覚えてる。

ああ……生理的に無理。気持ち悪い。

ただ、そう思った。

女でありたいってなんだよ。

じゃあなんで、父さんと結婚したんだよ。

僕のこと産んだんだよ。

そう思ったし、会うことはないであろう片親繋がりの兄弟にも同情はする。


そんなことがあったのが中学2年生の時。

元々女の子らしいものはさほど好きではなく、メンズ寄りの服装や持ち物が好きだったけど、その件でそれがより一層進んだ。

可愛いって言われるのがすごく嫌になって髪をバッサリ切って男子に間違われることもあるようになった。


嫌なものに蓋をするようにそうやってきたけど埋まらないものは沢山あって、でもそこをミニスタとかSNSが埋めてくれていた。


たくさんのいいねは、そのまんま自分への肯定に変換される。

なんて簡単な心の埋め方なんだろうって思った。そうやって最初こそ俯瞰的に見て利用していたのが段々のめり込むようになって……。

スマホと離れてもう2週間程が経って少し自分を客観的に見られるようになってきた。

そしたら、僕はあくまでこいつらとは違うっていいね稼ぎに必死な子達を内心見下しながら、自分も同じ位置にいたってことに気がついた。

マジでだっさいことしてたなと思う。

そうやって気づけたっていう点ではスマホ断ちに感謝しているけどやっぱりスマホがないと不便なことだらけでイライラしてくる。

言い出しっぺは紗莉。いつものように影響を受けたという話だけど、いつもなら引き下がるところで引き下がらなかったし何かあるのか気になってた。

遊びに行ったついでに聞いてみよう。

「遊びに行くならこれ持ってけ」

父さんが財布を取りだし一万円札をテーブルの上に置く。

「ありがとう」

「ん。じゃあ、父さんは先にシャワー浴びてからご飯食べるから」

それだけ言うとリビングから出ていく。

……関わろうとしてくれているのは分かるけど、お金を通してとか、ちゃんと向き合う感じもしないし不器用なんだよな。

……ちゃんと向きえよな。


もらったお金を持って自分の部屋に行く。

自分の部屋に入ってすぐに目に入ってくるのは隅っこに置いているギター。

思わず頭を掻きむしりたくなる。

なんでこういう時に目に飛び込んでくるんだ?


お前だって向き合えてないだろ。

そう言いたいのか?


お金を机の上に置くとベットに寝転がる。


僕は音楽が好きだ。昔からそう。

母親は中学校で音楽の教師をしていて、ピアノが上手でギターもある程度弾ける人だった。

物心ついた時から僕は音楽に興味を示して、両親はピアノ教室に通わせてくれた。

お陰でなのか絶対音感もある。

中学生になった時にお祝いでギターをもらった。触り始めてすぐに夢中になって、作曲もし始めた。スマホも中学生を機に買ってもらった。

SNS上には自分と同じように自分でギターを弾いて作曲した曲を披露している人達がいた。

自分の周りにはいなかったからその時は純粋に嬉しいと思った。それと同時に自分の方が上だ。自分の曲が一番だ、って、今思うと悲しくなるくらいの自信を持っていた。


躊躇うことなく自分の自信作をSNSにアップした。まだ無名ではあるしこんな良い曲を盗作されたらどうしよう。ちゃんと訴えられるかな。そんな心配までして……。


1週間。1ヶ月。1年。それだけの時が経っても、僕の自信作の再生回数は35回で止まったままだった。1年間、気にしないようにしようといいつつ、毎日のように画面に張り付いた。今日は増えてるかなって。

夜寝る前に願ったりもした。

1万回見られますようにって。

でもたまに虚しくなったりした。

高評価は3件、ついていた。

3人も評価してくれた、というポジティブな見方と負けない心さえあれば、違ったんだろうか。


僕は自然と音楽から離れた。

高校で仲良くなった友達達は紗莉をのぞいて僕が音楽に興味があったことを知らない。

紗莉とは気が合って……というか、正反対なところだらけなんだけど、不思議と居心地が良くて近くにいたくなるし、いて欲しいと思う存在。周りからはスマホのパスワードまで教えてることを驚かれるけど、それすら違和感はない。

スマホのパスワードを知ってるからこそ、音楽に興味があることを知られた。


自分が過去に投稿していた曲も……。

流石にその時は焦ったけど、紗莉は「すごくいい曲だ」と言ってくれた。

でも、慰めにしか聞こえないし、惨めに思えてもう二度と触れないで欲しいと頼んだ。


……それに比べたらミニスタでは簡単に評価が得られた。僕は好きではないけど、オシャレな写真を撮ることがだ。

どんな角度で、どんな設定で、どこに重点を置いて、どんなアプリで加工すれば良いか、全部一瞬で思いつくしその全部がセンスが良いと思う。実際、自分で思う以上の評価をされた。


自作の曲の1000倍の閲覧数、100倍のいいねがついた時は胸が踊るのと同時にどこか虚しさも感じた。


でも、いいんだ。評価さえ貰えれば心は埋められる。


そう、思ってたんだけどな……。


ゆっくりと体を起こしてから立ち上がりギターの方に近づく。

少し埃を被っているそれを優しく撫でるように触る。


「……ごめん」


今日はただ、そう呟いてから背を向けてそのまま眠りについた。





紗莉と遊ぶ日がやってきた。

13時に渋谷駅のハチ公前。それだけ頭にいれてメンズファッションに身を包みバックに必要なものだけ入れると家を出る。


最寄り駅から出発して電車を1本乗り換えて渋谷駅に到着するとまず時計を見る。

12時40分。余裕があるな。

紗莉、こんなに暑い時でもいつも飲みもの持たずに現れるから何か買っておこう。

自然と足は自動販売機の方向に向き、紗莉が「この味大好き!」と叫んでいたフルーツティーを買う。

それから改札に向かう。

改札に向かう途中、今度は紗莉の好きそうなガチャガチャを見つける。

紗莉が友達でいなければこんなの誰が買うの?と口に出してしまいたくなるような芳香剤のミニチュアキーホルダー。

紗莉はこういう変わったものやミニチュアが大好きだ。

1回だけ回してこう。

でてきたものを大事にカバンに入れてハチ公前に急ぐ。


ハチ公前に着くと辺りをキョロキョロと見渡す。どこか滑稽だとは思うけどこうでもしないと人が多くて紗莉を見つけられない。

……それにしても周りの人、みんなスマホ見てる。画面の中ばかり見ていて滑稽だし可哀想に思えるな。

それに、こうやって俯瞰して見るとなんだか異様な光景だ。みんな1つの画面に夢中で見えてないかもだけど今日は暑くても心地の良い風が吹いて、空は青く、雲が太陽に透かされて白く光って見えて、すっごく気持ちの良い日。

自然とメロディラインが浮かんでくるような……。

そこで慌てて頭を切替える。

音楽のことは考えない。

無理やりにでも切り替えていると不意に声をかけられる。

「あのっ! 違ったらすみません。ミニスタでこの写真あげられているコトノハさんですか?……」

同年代か少し下に見える女の子が恐る恐るといった感じで見せる画面は久々に見た自分のミニスタの投稿。玲華と池袋のカフェに行った時に撮った1枚。雰囲気がよくでててお気に入りのやつ。

「そうですよ」

「ほんとですか! 私、コトノハさんのファンで……! 嬉しいです。その、握手してもいいですか?」

「いいですよ」

そう言ってその子の手を握る。

これからもよろしく……そう言おうとしたけどやめた。なんだか今は言う気になれない。

ミニスタのフォロワー数は結構いるから街中でこうして声をかけられることもたまにある。たぶん、もう少しいけば高校生インフルエンサーと名乗れる域にいくんじゃないかと思う。

「じゃあ」

そう言ってどこか恥ずかしそうに去っていくその子の背中をボーッと見てたら突然隣から声が聞こえる。

「見ーちゃった、見ーちゃった」

小学生のような言い方をしてくる紗莉。

「いつの間にいたんだよ」

「さっき。言乃はあの子に夢中で気が付かなかったみたいですけどー」

「別に夢中とかじゃないし……。握手してただけだよ」

「いいもんだ」

なぜかむくれている。

紗莉のする言動は大体の場合理解できないけど今回も何でむくれてるのかサッパリだ。

「今日の服装、いいね。新しい服? どこのブランド?」

紗莉の今日の服装は珍しく可愛らしいワンピース。薄ピンクで裾になるにつれ花が散りばめられたフェミニンな印象を与えるもの。

普段はズボンや短パンなどどちらかといえばメンズ寄りな服が多いから意外だ。

「えへへー。いいでしょ。これはねほら、池袋のあそこのブランドの」

「あそこのブランドじゃ分かんないって」

「分かったら教える!」

元気よくそう言うとバックからメモ帳を取りだしてそれを見始める。

「なに? それ」

「今日の予定! 言乃は絶対見ちゃダメだよ」

「絶対とか言われると気になるんだけど……」

「あっ、まずはプリクラ撮りに行くんだ! 新しい機械が沢山あるところがあるらしいんだ。今日はお兄にデートスポット沢山聞いてきたところをさらに厳選して回ってくよ!」

「楽しみにしてる」

なんて答えながら買ってきたペットボトルとガチャガチャを手渡す。

「ええっ! 私に買ってきてくれたの?! ありがとう、助かる〜。ちょうど喉が渇いてきてたの。しかもガチャガチャ! これ、私のめっちゃ好きなタイプのやつ」

「そうだと思ったんだ」

嬉しそうに、オーバーリアクションなくらいの反応を返してくれる紗莉。

プレゼントしがいのある子だよなあと思う。

自分にはできないことでもあるから尊敬する。

嬉しくても顔にだせないし言葉にもできないし。


それから僕と紗莉は最新機種のプリクラでプリクラを撮って、ゲーセンで遊んで、お互いの好きなブランドの服を見て回って、オシャレなカフェに言って15時を過ぎたおやつを食べながらおしゃべりして、喋り足りないからと代々木公園に向かった。夕方になってきたのと今日は涼しい風も吹いているから外で過ごせそうってことでベンチに座って話をする。

本当に他愛もないことばかり話すしてるけど、それだけで楽しい。

SNS断ちしてたからだろうか。特段に身に染みてそう思える気がする。

友達と話すって改めてこんなに楽しいものだったんだな。

「そういえばさ、何がそんなに紗莉をSNS断ちさせようって思わせたの? あの動画も分かるけど、普段以上に気合い入ってたよね」

「あー……。うん」

どこか歯切れの悪い返事。

特に急かす気もなくただボーッと空を流れる雲を眺めているとゆっくりと口を開く紗莉。

「うち、母子家庭だけど、父親とは定期的に会うって話してたじゃん」

「うん」

「その、お父さんがさ、事故で亡くなっちゃったんだよね」

「……え」

「ごめん。黙ってて。いやあ、ちょっと言いづらくてさあ、もう半年も前のことなんだけどついこの間の事のような、そんな感じで」

言いづらそうに紡がれていく言葉に胸がドクドクとなる。

グループで仲良くなったのは1年の10月の体育祭の時。その時から特に僕と紗莉は仲良いって思ってた。隠し事なんてできないくらいに距離も近いと思ってた。なのにそんな話聞いてないし、気づきもしなかった。

「その時期に飼ってるハムスターが亡くなったって話してたと思うんだけどね、それも実際本当でその子は寿命で亡くなっちゃったんだけど……。それで落ち込んでるように見せて、お父さんのことは隠しちゃってた。隠した理由とかは聞かれると自分でもよくわかってないんだけどたぶん言葉にして認めたくなかったのかも。……まあ、それでさ、最近になってやっと、少しずつ受け入れてきて……。……結構死を身近に感じはじめたの。今の時代って昔より長生きできるらしいけど、そうはいっても不慮の事故なんかは防ぎようないし。人はいつ何歳で亡くなってもおかしくないんだなぁって考えた。昔はみんな大体100歳くらいまでは生きるっしょ!とか思ってたんだけど」

「紗莉らしい……」

「へへ……。まあ、それで、あの動画を見たらビビビときて、いつかくる、いつくるかもわからないその時に『SNS素晴らしかったー』なんて思わないよなあって、ふかーく染みたんだよね。それに『楽しく生きててほしい』っていつもお父さんから言われてたからさ! 改めて考えるとSNSにどっぷりは楽しくないのかも?なんて思えてきて、でもひとりだとできそうにないからみんなを巻き込んじゃった」

「……なるほど」

父親がいなくなる。その悲しみは想像だけで補えるものじゃない。寄り添えるものじゃない。

それにだんだん悲しく思えてきた。

紗莉のこと、グループの中で誰より分かっているになってただけで何も分かってないって突きつけられた気がする。

家族が亡くなる……そんな出来事があったら真っ先に言うし言わなくても見た目にダダ漏れですぐに分かる、それが紗莉だと思ってた。

何も分かれていなかったことにただ「ごめん」と謝りたくもなる。

この間、埃を被ったギターと相対した時の気持ちと少し似てる。

ずっと近くにあったのにちゃんと向き合えてなかった。

ハチ公前で画面の中ばかり見てる人たちを可哀想ってどこか冷めた目でバカにしてたけどあれこそ僕の姿だったんだ。見たいものだけ見て、すぐ近くの大切なものなんて何も見えてなかった。

……馬鹿だなあ。

画面に向き合い続けたってどうしようもない。

それにいつも無意識に人をバカにしたり優劣をつけようとする自分のこの思考が大っ嫌いだ。

「ごめん。しんみりした空気になっちゃったけど、私、言乃に伝えたいことあるんだよね」

「なに?」

まだ、僕の知らない何かがあるのかな。

知りたいけど知りたくないような、そんな気持ち。

立ち上がって僕の正面に来た紗莉は真っ直ぐにこちらを見つめる。

「立つ必要あった?」

「あるの! ……あの……私……は……」

そこまで言ったところで後ろ手に組んでいた手をバッと前に突き出す。

その手には一通の手紙が握られている。

「これ……なに? 僕宛てってこと?」

顔を上げて黙ってコクコクと頷く紗莉はなぜか頬が赤くなっている。

訳も分からないまま、それを受け取ると、紗莉は急に荷物を持ち

「じゃあ、また!! 花火大会の日に!!」

と、どこか叫ぶように言って、逃げるように駆けていく。

訳が分からずに固まる。

追いかける……前にまずこれを読んでみようか。

受け取った手紙の封を開けて、中の紙を取り出す。


『 言乃へ

私には言乃にずっと言いたくて、言えてないことがあります。沢山あります。

まず、デート中にスマホばっか見ること。本当はすっごく嫌だよ。あんまり伝えてないけど。

だって私の事見てて欲しいもん。

それに、言乃はめっちゃ気分屋で、沢山話してくれる時と話してくれない時、冷たい時があるよね。分かりづらい!

でも、めっちゃ優しいよね。私がドジるの予測して対策してくれてて何度助けられたことか。本当ありがとう。

まず言乃が近くにいてくれるだけで安心感がある。私らしくいられる。いつもありがとう。

言乃は私と違ってめちゃくちゃ色んなことを考えてるよね! 深いところまで考えられるところ本当に尊敬してる。

音楽できるのも、夢のために行動できるのもすごいしかっこいいなってずっと思ってる。

つまりこの手紙で何がいいたいかというとね、私は言乃の全部を引っ括めて、恋愛的に大好きってこと!

驚いたよね。

驚かせてごめん。黙ってて、騙すようなことして本当にごめん。友達なのにこんな感情持っててごめん。

でも、ちゃんと伝えたい。伝えさせて欲しい。

私は言乃のことが大好き!

全部ひっくるめて大好き!

どうか、お願いだから受け取ってください!


ps.ワガママなのは分かってるけど嫌わないで欲しいです。これからも友達でいて欲しいです。』


読んだ最初の感想はああ、紗莉らしいな、だった。それからなぜか目頭が熱くなってきた。


……ずっと自分はこういうが欲してたのかもしれない。

評価されないのも違うし、過剰に良いとこだけ切り取って持ち上げられるのも違う。

自分の素全部含めて……こうやって……。

ちゃんと僕のことを見てほしかったんだ。

僕の音楽の原点も楽しいことはもちろんだけどそこなのかもしれない。

自分のこと見てほしいとか、なんてだっさい理由なんだろ。

少し笑いながら目頭を服の袖で拭う。


なんでだろう。

めちゃくちゃに曲が作りたい気分だ。詞も自然と浮かんでくる。

自然と立ち上がって帰路に着く。


紗莉への僕の答えは歌にのせて伝えよう。

帰って曲を作る。それから、スマホはないから昔使ったたデジカメ。あれでビデオを撮って、後日紗莉に会いに行って見て聞いてもらおう。直に演奏して歌い上げる勇気はまだないし……。

考えるだけでなんかワクワクしてくる。



気づかせてくれてありがとうって伝えたい。

僕の気持ちが恋愛的なものかはよく分からないけど僕も紗莉のこと大好きだし嫌うことはないって伝えたい。


答えになれるかはわからないけど曲にのせて全部届けよう。


そう思って駆ける足取りはどんな時よりも軽く感じられた。

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