十七、論理くん、私に潮を吹かせる

時計は七時になった。お母さんから元気付けてもらったけれど、やっぱり不安だった。論理くんと手を握り合って身を寄せ合って、何分かを過ごす。でも結局、誰も来なかったし、電話もなかった。

「よし、もう何もないな」

論理くんは、時計が七時半になるのを見て、うなづいてそう言った。

「大丈夫かな」

「動きがあるとすれば、もうあってもおかしくない。あのババアはいつも口だけだ。池田さん、もうご飯にしない?」

「うん、そうだね。冷蔵庫にお母さんが作ってくれたおかずがあるから、それ温めて、ご飯炊いて食べようか」

私は冷蔵庫の前に行き、中を開けると、ハンバーグや、かぼちゃの煮付け、茹でた野菜などがあった。論理くんがお米を研いでくれる。私は、おかずを温めた。三十分としないうちに、おいしいお料理で私たちはお夕食にすることができた。


ご飯を食べ終えて、一緒にお皿を洗っていたとき、私はおならがしたくなった。でも、論理くんの前でおならなんて恥ずかしくて絶対できない。どうしよう…。それになんだかうんちもしたくなってきた。論理くんが家にいるのにうんちだって絶対できない!…あ、もう論理くんの前でうんちはしちゃったんだった。私、論理くんのせいでどんどんキャラが崩れていくなぁ。

「げぷっ!」

いきなり、論理くんのほうから、大きなげっぷが聞こえた。私は、咄嗟に論理くんを見る。論理くんは、ばつが悪いような顔をしていた。

「ごめん…池田さん…。げっぷしちゃった…」

私は、論理くんがあまりにも恥ずかしそうな顔をしていたから、「あははっ」と笑った。

「いいよ、論理くん。げっぷは生理現象だもんね、気にしないで」

私がそう言うと、論理くんは目を大きくさせた。

「池田さん…げっぷをする男の子なんて、嫌じゃないの?」

「そんなことないよ。だって、げっぷしない男の子なんて、いるわけないじゃん」

私は、にこっと笑う。そのとき私に便意の波が襲う。うっ、うんちがしたい…。私は、お尻の穴をきゅっと締めてうんちを我慢する。論理くんは、目を瞬かせた。

「ありがとう…池田さん。俺、池田さんの、そういう、心の広いところが、大好き」

「広くないよ、普通だよ。まぁ、これからは気軽にげっぷやおならしていいからね!素のままの論理くんでいて。そのほうが、嬉しいし」

そう言ってる私こそおならが出そう!また、便意の波が襲ってくる。お尻の穴をきゅっと締めた。

「ありがとう。じゃあ、そうする」

論理くんと私は微笑み合う。なんだか、また論理くんとの距離が近くなった気がした。そして私は、強烈な便意の波に襲われた。

「うっ!もう我慢できない!トイレ行ってくる!」

「え?」

私は、駆け足でトイレへ向かった。恥ずかしいけど、うんち我慢していられないし!もうするしかない!トイレに着くと、勢いよくドアを開け、素早くショーツを脱ぎ便座に座る。お尻の穴を緩めた瞬間、うんちが、やったー!と言わんばかりに、音を発しながら飛び出してきた。まずいっ!論理くんに聞かれたかな…恥ずかしいぃぃぃ…。お尻を拭いて、トイレを流して、ドアを開け、外に出る。

「わあぁっ!」

トイレのドアのすぐ向こうに、喜色満面の笑みを浮かべながら、論理くんが立っていた。

「聞こえたよ、池田さんの音」

論理くんの嬉しそうな声。私は、顔の表面の皮膚が燃えているように熱くなった。

「それに、池田さんの匂いがする」

さらに燃え上がる。もういっそこのまま燃え尽きて灰にしてくれ。

「もーっ!論理くんの変態!」

「でも、こうやって池田さんのいろんな部分を知ることができて、嬉しいよ。俺、もっともっと池田さんを知りたい!」

論理くんは、私を抱きしめた。はぁ、私、論理くんには勝てないよ。

「ありがとう。私も論理くんのこと、もっともっと知っていきたい。お互いに知り尽くそうね!」

「うん!」

私の、もわーんとした恥ずかしいにおいの中、私たちは強く抱き合った。


論理くんとマスオカートというゲームをして盛り上がった。

「あー、論理くん、楽しかったね。でも肩凝っちゃったよ」

「池田さんも?俺も少し肩凝った」

「あ!そうだ!両親の寝室にマッサージチェアがあるからそこでくつろがない?」

私は、論理くんの手を引っ張って両親の寝室へ向かった。両親の寝室へはあまり入ったことがなかったけれど、なにせ肩が凝っていたので早くマッサージチェアを使いたかった。

「あったあった!あれだよ」

両親の寝室に入る。ダブルベッドの脇にテーブルがあり、その横にマッサージチェアが設置されている。

「先に論理くん使う?肩凝ったって言ってたでしょ、私は次でいいよ」

「ありがとう。じゃあお先に使わせてもらうね」

論理くんがマッサージチェアに座る。私は、机に置いてあるリモコンを手に取ろうとした。と、その横に置いてあった小型の機械が目に入った。

「これ、なんだろ?」

私はそれを手に取る。それは、細長くて上に丸い部分が付いている棍棒のような物だった。

「論理くん、これ何か知ってる?」

論理くんに聞くと、論理くんは困った顔でこれをじいっと凝視していた。

「…それ…電マだよ、池田さん」

「でんま?」

「電動マッサージ機のこと。略して電マ」

「ああ!これもマッサージ機なんだ!」

私はスイッチを探す。と、スイッチらしきものが見え、スイッチを入れる。と、上の丸い部分が、ヴィィィィンと振動し始めた。

「おお!」

肩に当てると、結構振動が伝わってくる。なかなかいい感じだったけれど、少しくすぐったかった。

「池田さん、それ、そういう使い方が本来の使い方だけど、別の使い方もあるんだ」

論理くんはそう言いながらマッサージチェアから立ち上がった。

「え?どんな?」

「今から教える。じゃあ、それを持って池田さんの部屋に行こう」

「え?ここじゃできないの?」

「ここでもできると言えばできるけど…」

論理くんは両親のベッドを見ながら複雑な表情をしている。

「じゃあここでやろ!」

「…いいのかな。じゃあ、池田さん、後ろ向いて」

「はーい」

私は論理くんの指示通りに後ろを向いた。すると、論理くんに後ろから優しく抱きしめられた。私は、論理くんの腕に手を添えた。

「論理くん?」

「池田さん、ちょっとうつむいて」

私は、ピッと、うつむく。うつむいた私のうなじに、論理くんの温かい唇がそっと触れ、離れる。

「池田さん」

「論理くん」

「愛してるよ」

「愛してるよ」

「大好きだよ」

「大好きだよ」

「ずっと一緒だよ」

「ずっと一緒だよ」

論理くんが一層私を思い切り抱きしめ、俺のものだと言うように、うなじにキスをする。

「この剃り跡の一点一点が、愛してるとか大好きとか言ってくれてるんだね」

「うん、言ってるよ。いつもいつも論理くん!って叫んでる」

論理くんは、そのあとしばらく無言でうなじにキスをしたり、剃り跡に舌を這わせたり、私の胸を揉んだりしていた。私は、おまんこが熱くなり始めるのを感じていた。

「じゃあ、池田さん、脱がすよ」

「え?マッサージ機使うんじゃないの?」

「裸になってから使うんだよ」

論理くんはそう言うと、またうなじに熱くキスをし、私のワンピースの後ろファスナーをゆっくり下ろしていく。下ろしきると、ブラジャーのホックも外され、論理くんは背中にキスをした。私は、なんで裸になってマッサージ機を使うのか不思議だったけれど、論理くんの愛の口づけにされるがままになっていた。

「池田さん、ベッドに仰向けで横になって」

服を脱ぎ、全裸になった私に、論理くんはそう言った。

「うん」

私は、両親のベッドの上に仰向けになると、論理くんもベッドの上にやってきた。論理くんは私の膝を立てさせると、にっこりと笑う。

「池田さん。自分で股を大きく開いて、俺に池田さんのおまんこを見せて」

「えぇ!」

論理くん突然の要求に、私は戸惑った。え…さっきのセックスのときに私のおまんこを論理くんに見せたけど…自分で股を開いて見せるなんて恥ずかしい…。

「そ、そんなことできないよぅ…恥ずかしい…」

「見せてよ、池田さん。俺、池田さんのおまんこ見たい」

論理くんが無邪気に言ってくる。

「えぇ…恥ずかしいよ、論理くん…できない…」

「お願い!池田さん!」

困った。論理くんの要求に応えたいけど、恥ずかしくてできない。そんな破廉恥なこと、私にはできないよぉぉ。でも、論理くんに、私のおまんこ、見てもらいたい…。

「うぅぅ…論理くん、じゃあ、少しだけだよ…」

「うん!池田さんのいちばん大事なところ、見せて」

私は、全身の毛穴から汗が一気に噴き出るのを感じながら、自分で股を少しだけ開く。

「はい…見せたよ…」

すると、論理くんは私の膝を持って、バッと私の股を痛いくらいに開かせた。

「きゃあ!なにするの!恥ずかしい!」

「池田さん、これくらい開かなきゃだめでしょ」

「そんなに開けないって!」

論理くんは、膝から手を離してくれた。私はすかさず股を閉じる。

「もう一度。池田さん、俺、池田さんのいちばん大事なところ見たい。見せて」

うぅぅ…論理くんの意地悪…。恥ずかしい…。でも、論理くんがそう言うなら…。私は、恥ずかしさが全身を這いずり回るのを感じながら、意を決した。

「いいよ、見て」

バッと、股を大きく開く。ああ、恥ずかしい!恥ずかしい!お母さん、ごめんなさい。お母さんの娘はこんな恥ずかしいことをしています。顔を起こして論理くんを見ると、論理くんは、じいーっと私のおまんこを、恍惚とした表情で見ていた。

「これが池田さんのおまんこか…」

「恥ずかしいからあんまり見ないでね…」

「嫌だ、見る」

「えぇ、もうおしまい!」

私は股を閉じようとしたけれど、論理くんの手でそれを阻止される。

「クラス中の男子がどれだけ池田さんのおまんこを見たいと思ってるかしれないよ」

「そんなこと思ってる人いないって!」

論理くんは、意地悪そうに微笑む。

「ねえ、池田さん、このおまんこを見られるのはだぁれ?」

「…論理くん」

「他には?」

「いないよ」

「だよね!」

論理くんの顔が喜びに輝いた。そんな論理くんの表情を見て、思い切って論理くんにおまんこを見せてよかったと、心から思った。

「じゃあ、本題に入るね。この電マなんだけど、こうやって使うんだ」

論理くんが、でんまのスイッチを入れる。ヴィィィィンという音。そして、論理くんはそれを、私のおまんこの上に当てた。

「きゃああああああああああっ‼︎」

凄まじい振動がおまんこに伝わり、思わず絶叫してしまった。何これ…!言葉で表せない衝撃。言葉で表すとなると、言葉にならない羅列が私の口から勝手に吐き出されることになるだろう。

「ぎゃあああああっ‼︎ろんりくぅぅぅん‼︎あああああぁぁぁっ‼︎やめてやめてやめてぇぇぇ‼︎」

「どう?池田さん、気持ちいい?」

論理くんがでんまを止める気配は無い。それどころか、私のおまんこのクリスマスの辺りにぐりぐりと強く当ててきた。気持ちいい?気持ちいいと言うよりも、なんだかくすぐったいような、でもやっぱりうまく表現できない。なんなんだろうこの感覚は。自分が自分でなくなってしまうような凄まじい感覚。

「ろんりくんんんんん‼︎やめてぇぇぇ‼︎ああああっ‼︎わたし、おかしくなっちゃうううううっ‼︎」

私は叫び続ける。勝手に口から声が出てしまう。そんな私を見て、論理くんは喜色満面の笑みを浮かべていた。

「おかしくなっていいよ、池田さん。イかせてあげるね」

論理くんが、一旦おまんこからでんまを離した。そして私のおまんこを触る。クリスマスの辺りを押し広げ、クリスマスを露出させたかと思うと、そこに直接でんまを当てた。

「ぎゃうっ‼︎ぎゃああああああああっ‼︎だめっだめえええあああぁっ‼︎やめてろんりくんんんん‼︎ああああっ‼︎」

さっきよりも凄まじい衝撃が、私の全身を支配する。腰が勝手に動いてしまう。衝撃が、快感へと徐々に変化していく。気持ちいい…のかもしれない。気持ちいい…気持ちいいよ論理くん…論理くん、好き。論理くん、論理くん論理くん!ああ、おかしくなっちゃう、私、おかしくなっちゃうよぉ論理くんんん‼︎

「ああああっ、ろんりっくん!ろんりくんんん‼︎ああああああぁぁぁっ‼︎」

今まで生きてきた中でいちばん大きな快感が、私を包み込んだ。私は、体をびくびくと震わせ、今まで出したこともない喘ぎ声を発しながら、絶頂した。

「池田さん、気持ちよかった?」

論理くんがでんまのスイッチを切って、いたずらっ子のような顔をしてそう聞く。私は、肩とお腹で、はぁはぁと息をする。息も絶え絶えだった。疲れ切っていた。おまんこの辺りがびんびん痺れている。

「…はぁ…はぁ…うん…。はぁ、はぁ」

「じゃあ、もう一回」

論理くんはそう言うと、またでんまのスイッチを入れて私のクリスマスに当てた。

「あうっ⁉︎ええっ、もう一回やるのおおお、ああああっ‼︎」

イったばかりで敏感になっているおまんこに、論理くんはでんまをぐりぐりと当てる。と、そのとき論理くんは、さっきのセックスで論理くんのちんこが入ったところ、膣に指を入れてきた。

「ううっ!ああっ‼︎」

「池田さん、さっき俺のちんこをここに入れたとき、痛がってるばかりで気持ちよくなかったでしょ。指なら、少しは気持ちよくなってくれるかな」

論理くんは、片手ででんまをクリスマスに当てたまま、もう片方の手の指を膣に入れて、少し膣の中を探ったあと、指を出し入れし始めた。

「あああっ!ああっ!あん‼︎あんっ‼︎ああああっっ‼︎」

論理くんの指の動きに合わせて、自然と喘ぎ声が漏れる。

「池田さん、電マ持ってて」

論理くんの指が、私の膣をピストンする。論理くんの指が…私の膣を嬲ってる…。論理くんに…私嬲られてる…。気持ちいい…!膣の中を弄られるのってこんなに気持ちいいの?それにでんまと同時にやられて…論理くん…気持ちいいよぉ…!

「あああん‼︎あっ!あん!あん‼︎」

「池田さん、電マ、持っててくれる?片方の手だけじゃ疲れちゃうから」

「あん‼︎あああっ!あああああっ‼︎あんっ‼︎あっ‼︎」

「…池田さん、聞いてる?」

「あああっ‼︎え?なに、ろんりっくん!あん!あん‼︎」

「電マ持ってて」

「あ、うん…」

私は、でんまを右手で持った。論理くんは手を変え、また私の膣の中を出し入れする。

「ああっ‼︎あんっ!あんっ!あんっ!あんっ‼︎」

論理くんの指の動きが段々と激しくなる。私は快楽の海に溺れていく。と、一層快楽の波が打ち寄せたかと思うと、私の膣から何か熱い液体が出るのを感じた。

「ああああっ‼︎あっ‼︎あっ‼︎ああああああぁぁぁっ‼︎」

その液体が出るたびに、強い快楽の波が私に襲いかかる。論理くん、気持ちよすぎてもうわけがわからないよ。何が出てるの?おしっこ?じゃないよね?でも、わかんないけど気持ちいい…!論理くんの指が出し入れされる度に、その液体は、どんどん私の体から出ていく。びちゃびちゃといやらしい音が聞こえる。恥ずかしい。でも、その恥ずかしささえも、私を燃えさせる。論理くんが愛おしくてしかたがない…!論理くん、大好き…!論理くん…!大好き…!

「ろんりっっくうううん‼︎あああああああっっ‼︎」

私は、また絶頂した。

「よし!池田さんいくよ!」

微かな意識の中、論理くんが、コンドームをそそり立ったちんこに付けて、私の中に入ってくるのが感じられた。さっきのセックスでちんこを入れられたときより痛みは感じない。激しい腰使いと共に、今度は論理くんのちんこもスムーズに私の膣をピストンする。一度行き過ぎた絶頂が、また戻ってくる。

「あっ、あっ、ああああ‼︎ふぁぁぁぁぁっっ‼︎」

「池田さん、池田さん、あふっ!いけださああぁぁぁん‼︎!」

私の絶頂と同時に、論理くんのコンドームの中が、さっきのような熱い精液でどぴゅどぴゅと満ちる。論理くんの痙攣が伝わって、私たちは二人同時に絶頂した。


「池田さん、どうするのこんなにおねしょして。このベッドご両親のでしょ?」

私たちがイったあと、少しの間論理くんと抱き合ってお互いの体温を感じていた。そのあと起き上がると、ベッドにはおねしょをしたあとのような、大きい染みができていた。恥ずかしい…。

「うぅ…どうしよう…。乾けばわからないんじゃないかな…」

「いや、わかると思うよ…」

「うーん…あとでシーツを取り替えればいいかな。ジュース溢しちゃったとか言って」

「そうだね、そうしよう」

私は、大きな染みをまじまじと見て、触った。びちょびちょに濡れていて冷たい。

「ねぇ論理くん、私の体から何が出たの?おしっこじゃないよね?」

「うん、これは潮って言うんだよ。潮って食べる塩じゃなくて、潮の満ち引きの潮の方ね」

「潮?」

「うん、膣から潮が出ることを潮吹きって言うんだ。…それにしてもこんなになるんだな。池田さん、よっぽど気持ちよかったんだね。あんなに喘いでいたし」

私は、顔がカーっと熱くなった。

「だって…論理くんの指がすごく気持ちよかったんだもん…。それに、このでんまってやつも、クリスマスに当たって…はぅ…」

「クリスマス?」

「うん…クリスマスって言うんでしょ?この気持ちいいところ…」

論理くんは、不可解な顔をした。

「…もしかしてクリトリスのこと?」

「え?」

論理くんは、ぷっ、と吹き出し、笑い始めた。

「あはは!クリスマスじゃなくてクリトリスって言うんだよ池田さん」

クリトリス…?私は、今まで間違えていたんだということを理解し、恥ずかしさから顔が髪の毛の先まで熱くなったように感じた。

「私、今まで間違えてたんだ…。でも、優衣がここはクリスマスっていうって言ったんだよ!」

「それはきっと、池田さん、向坂さんにからかわれてたんだと思う」

「えぇぇ!優衣、酷いなぁ!」

優衣めー!今度会ったら私と同じくらい恥ずかしい思いをさせてやる!

「池田さん、それはそうと、おまんこ痒くない?」

「言われてみると少し痒いかも。どうしちゃったんだろう」

「潮というのは、その名の通りの塩水だからね。海水浴のあととか痒くなるでしょ、あれと一緒だよ。俺も汗ばんだし精液も出たから、もう一度シャワー浴びない?」

「そうだね、そうしよう」

私たちはシャワーを浴びた。お風呂から出ると、時計はもう十時を回っていた。今日はいろいろなことがありすぎて疲れたし、眠くもなっていた。私は論理くんと、もう当たり前のように私の部屋のベッドで抱き合いながら横になる。論理くんに抱きしめられていると、とても安心できた。論理くんは、私のおかっぱを優しく撫でてくれていた。その温かい手を感じながら、私はいつしか眠りに落ちていった。

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