第3話 久しぶりに「ゴトス」へ。
僕は、令和衆議院選挙の投票に行った帰りに、コンビニで昼飯を食べた後に、久しぶりに「ゴトス」へ寄った。デザートを食べようと思ったのだ。駐車場におじさんが2人立ち話をしている。2匹の茶色いラブラドール犬が、うろうろしている。1匹が、僕の足元に駆け寄る。かまわず玄関の扉を押した。
「いらっしゃい。お久しぶりね。」
ウエイトレスさんが、迎える。僕は、一番隅っこのテーブルに座って、おススメの黒板にチョークで書いてあった「手作りプリン」を注文した。店内に、小学生のおねえちゃんと弟を連れたパパが入ってくる。軽快なテンポのサウンドが流れ、オレンジ色のランプがフロアを薄暗く照らす。所々に、ワインの空瓶が飾られてある。落ち着いたシックなムードである。
僕は、グラスの水を飲んだ。日曜日の午後は曇ってきた。暫くすると、グラスに入ったプリンを盆にのせて、ウエイトレスさんが笑顔でやってきた。
「おまちどうさま。」
「今日は衆議院の投票日ですね。僕は今行ってきました。」
「うちは今日はかきいれ時だから、期日前投票に行ったわ。あれ、瘦せたかい。」
「ええ。10㎏もね。美味しいプリン食べて力つける。」
「フフフ。ごゆっくりどうぞ。」
カットリンゴとクリームで飾られたカラメルソースのかかったコクのあるプリン。早速、僕は、スプーンですくって口に運んだ。マスターの手作りである。美味しい。
僕は、プリンを楽しんだ。店の奥から、食事を終えて満足そうな家族連れが、お会計を済ましている。
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