応援コメント

1~3 再」への応援コメント

  • 面白かったです。
    黄色い麻薬のガスに沈む街というビジュアルが圧巻でした。
    「イエローサブマリン」というネーミングにもセンスを感じます。
    「鉄腕アトム」に「黄色い馬」という麻薬が出てきたのを思い出したりしました。
    主人公とケイちゃんのやり取りも、それぞれのキャラクターがしっかり描写されていて楽しめました。

    読者の勝手な欲ですが、ここで終わるのはもったいないような気がします。
    中編か長編に膨らませたものをぜひ読んでみたいです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。お楽しみいただけたのであれば、何よりです。


    私ももう少し長く書いてみようとは思っております。暇すぎてしょうがない時は、またいらしてください。


  • 編集済

     作者様の短編をすこし読ませていただきました。どの作品もSFの視点が取り組まれた不思議が、確かな筆力で描かれていて、読んでいて知的好奇心が満たされました。特にこの「イエローサブ」は、幼馴染ケイちゃんの手紙に魅せられて、いつの間にか濃霧に誘われる、ハニートラップのような作品で面白かったです。いけないものを読んでいるような、中毒性を感じました。
     とにかくキャラクターが立っていたように感じます。ブランデーの注がれたグラスを傾け、イタズラに笑うケイちゃん。それに振り回されるナオくん。ふたりが織りなす軽妙でお洒落な会話が、楽しかったです。一推しはケイちゃんの「アルコールは置いちゃダメなんだって」から続く会話。ふたりの関係性や人間味が感じられる素敵なやりとりでした。
     そしてなんと言っても、クライマックスのドライブシーン。半ば強制的に、濃霧を走る車がたどり着くのは、待ち合わせの電柱。そして実家。ナオくんが指示ではなく、自分の意思で角を曲がる様子が、パンドラの箱を開けるようで震えました。
     最後にひとつ。前三話に改行が多くされた同話が投稿されていました。好みがわかれる部分であると思いますが、私は改行がされてない本作が好きです。文章の密度が、纏う霧の濃さを表現しているようで。
     毒々しく素敵な作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    細かなところまで読んでいただきありがとうございます。お褒めにあずかり光栄です。

    日常の少し外れた世界を書くことは意識したところです。お楽しみいただけたのであれば、良かったです。

    前三話は勢いで書いたもので、それを冷静に再編したものがこちらになっています。駄文を公開するなら、全部と思い残してありました。お目汚し失礼しました。